きわめて一般的な日常

アニメやマンガの話をするブログ。 過去ログはすべて他のブログからのインポート記事なので、正しいレイアウトで表示されていません。

そのほかいろいろ試行錯誤中です。しばらくは読みにくい部分もあるかと思います。

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入院

明日で退院か……ようやく自由になれるけど、ちょっと寂しい気もするね。 消灯後の誰もいないラウンジに立って真っ暗な外を眺めながら、わたしはそう独りごちた。   「消灯時間過ぎてますよ。部屋に戻ってください」   ……そんな風に、物思いにふけることすら許されないの

や・せ・た♪   病院食最高! なにこれ。ギプスと心拍計の重さまで足しても楽々目標クリアしてんじゃん!!   毎日ゴロゴロしてるだけなのにねぇ。 これでネコが飼えるなら病院に住んでもいいのに。   そうだ、ネコだ。こじろだ。   ただ、こじろと会いたい。 それだけな

大名行列キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! あんだけ踏ん反り返っていたウチの担当医がへこへこしているのを見物しているのは、なんとも眼福というか痛快というものですネ。   アレですよ、院長回診。   マンガみたいに何十人も引き連れて……とはいかずにわずか数人のお供だ

あれ、心拍計のコードがはずれてる。まあ、すぐに直しにくるだろう。   ── 一時間経過 ──   こねえし!!   なにこれこわい。 え? 実はこの機械って動いてない? ある時突然わたしの心臓が止まっても気づいてもらえない?   マジこわいんですけど。   看護士さんを

数多い看護士さんの中のかなりの割合で「開けたら閉める」ができない人がいる。   ベッドを囲うカーテンを突然に開けて様子を覗き込んでくることには戸惑いこそあれいささかの不満もあろうはずもないが、用が済んだら元通りに閉じていくのが筋ではないのか。   どうやら、

朝から見舞い客で溢れかえる病室は、今日もすこぶる賑やかだ。わたし以外は老人ばかりの部屋だからだろうか、ついつい長居して昔話に花を咲かせるようになるのも無理からぬコトかもしれない。   そんな喧騒に背を向けて、わたしはひとりラウンジへと足を運んだ。そこも平日

入院三日目にしてICUを追い出されたわたしの次なる寝ぐらは、六階のナースステーション近くに位置する四人部屋の病室ということで落ち着いた。   先住民の三人は誰もが独りで寝返りすら打つことのできない老婆たちばかりだったが、   「血圧200!」 「血糖値400!!」   等々

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