きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

通り雨

「ちょぉっと、はがきがないとわからないですね、家でもう一度探してきてくれませんか」
「ですから、はがきそのものが届いていないんです。引っ越しのタイミングではがきが向こうに届かなくて、こちらで尋ねるように言われたんです」
「ああ、引っ越されたんじゃ、ここじゃないと思いますね」
「‥‥市役所の方に問い合わせます。あなたのお名前を教えていただけますか?」
「‥‥○○さん、名簿貸して」


突然襲ってきた大雨と、欲しくもないのにおまけについてきた渋滞に巻き込まれて、何度このまま家に帰ろうかと思ったかもしれません。
いらいらをムリヤリ押さえつけながら、わざわざ前の住所地近くの投票場へ出向いたら、このいい加減なおじさんがお出迎えです。


少しでも投票率を上げるのも、選管のお仕事じゃないんですか。
面倒だから調べもせずに追い返そうとか、どういう了見なんでしょう。


それにしても、ホントぎりぎりでした。
これで名前も教えず調べもせずのらりくらりかわそうとしてたら、テーブルを思い切り叩いて怒鳴ってたと思います。


いらいらいらいら。


ちょうど帰りのタイミングくらいに雨は上がって、雲の合間からまたお日様が顔を出していました。


ふう。


うん、そうだね。気を取り直して、買い物しながら帰ろう。


遠くから聞こえてきた蝉の鳴き声を背中に聞きながら車に乗り込むと、車内はもう蒸してきています。
やれやれ、雨のおかげで、ちょっとだけ涼しくなったのにね。