きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

住めば都

「ない‥‥か」


夏休みのど真ん中、閑散として蒸し暑いだけの部室──のはずが、涼しい風に包まれた優しい空間になぜいる後輩の男子二人。


「「こんちはー」」
「なにしてんのあんたたち」
「いやここ涼しいから」


なるほど、自分の部屋にエアコン無いのか、あっても電気代節約かわからないけど、だらだらとお金を使わずに過ごすにはいい場所かも。って、夏休みは許可取ってからじゃないとエアコン入れられないんじゃなかったっけ? まあいいか。怒られても知らないよ。


「やっぱり、ない、か」
「なに探してんすか?」
「いや、これから病院行くからね、暇潰しのマンガの新刊」
「‥‥夏休みっすからね」
「そだよね」


軽く挨拶をして部屋を後にする。熱気が体全体を包み、微熱がさらに僅か上昇したように感じた。


「しょうがない。雑誌でも買ってから行こう」


一見すると元気な病人は、結局一時間待ちで診察を受けました。
またクスリ増えたぞ。えへえへえへ。