きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

義理と人情

遙か遠くの空には、まるで稲光のような‥‥や、あれ、稲光だよね。雷だよね。頭上を見上げれば、いまにも泣き出しそうなどこに出しても恥ずかしくないどんよりとした群雲。そして肌にまとわりつくのは、不快指数120%のじっとりした空気。


「まさにビアガーデン日よりだよなー」
どこがですか


のんべってのは、飲めればなんでもいいんだよね。八月は暑いから酒が飲めるぞ〜♪ だもんね。わかってたんだけどね。


「はいはい、かんぱい。ほらそこ、最初くらいはつきあわなきゃだめ」


まあねえ、わかってますよ。乾杯くらいつきあいますけどね。中ジョッキ飲み干すなんて、わたしにはムリですってば。残しますよ、ホント。


「「「かんぱ〜〜い」」」


なにがめでたくてなんに乾杯してるのか知らないけど、ジョッキの1/3飲んでもうおなかいっぱい。けっこうです。いじきたない酒飲みに飲みかけは奪われ、ムダに捨てることはなかったけれど、こんな蒸し暑いところで飲んで騒いでなにが楽しいのやら。


「お、降ってきた」
「おお、土砂降りだ」


これ、らっきーと思ったんですよ。お開きかなって。甘いですよね。こいつらみんなざるですよ。ああ、専門学校の先生達の集まりでして、ちょっと断り切れなくてついつい参加して大後悔ですよ。


「よし、次行こう次」
「賛成ー!」


心の中で『反対〜』って唱えてました。なんで聞こえないんだコラ。


結局その後二軒連れ回されて、ようやく解放されました。


解放? 先輩女性講師ひとりを押しつけられただけじゃない。
ああ、はいはい。送りますって。家近いんですよね。タクシー。こっちよこっち。


だから、お酒キライなんだってば。