きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

カーナビほしいですね

予報では36度。体感でもだいたいそんなものかもしれない。
この暑い中をてくてくと歩く高校生がいる。なにやらヘルメットなどかぶって自転車を走らす中学生がいる。それを車内から眺めるわたしの横を、音の割にスピードの出ない整備が行き届いていなさそうなバイクが走り抜ける。
どれをとっても体むき出し。この暑いのにご苦労さま。その点車はいいよ。エアコン効かせて天国のよう。


「では、そちらの現在地を教えてください」
「え‥‥と、ここ、どこでしょう?」


天国のよう。エアコン効いてれば。
知ってましたか? エアコンを使うにはエンジンかけないといけません。エンジンをかけるには、ガソリンがないとだめなんです。


あぢいよぉ。


「付近になにか目印になるようなものはありませんか?」
「え、わかんないです。ここ、どこ?え?うそー、知らないよこんなとこ」


出発地から目的地までの道はわかる。ただ、その途中の道を説明しろと言われるとほぼ不可能。これが点と点の移動をしているドライバーの現実でしょう。ただでさえ土地勘なんてない上に、地図だって持ってないし、郊外の街道の途中の一点を指して、ここがどこだか言えなんて言われても、言えるわけがないですよ。
電話の相手をしてくれている、任意保険に付属のロードサービス*1のお兄さんも、途方にくれています。


「住所だけでもわかればいいんですが」
「うぐっ‥‥えっと、付近のお店のひとに聞いてみます」


少し歩いたところに、昔ながら風の酒屋さんがありました。


「すみません、かくかくしかじかで、住所が知りたいんですけど」
「あらまあ、おとうさん、ちょっと」


や‥‥そんなだんなさん呼ばなくても。


「ははぁ、いいよ、知り合いのスタンド呼んであげるから待ってなさい」


え、お?ホント??


「は、はい!お願いします!!」


ロードサービスへ助け無用の電話をしてから、酒屋さんの中でしばらく冷たいものなどごちそうになったりして、談笑していました。ああ、いいひとたちだー。ねえ、冷たい個人主義の世の中とか言うけどさ、こういうあったかいひとたちも、いっぱいいるんですよ。


「はい、とりあえず10リッター入れておいたよ」
「ありがとうございます。助かりました。おいくらでしょう」


ほどなくしてやってきたスタンドのひともスタンドのひとで、ガソリン代だけしか受け取らなくて、救援の手数料もかかりませんでした。


「これからは気をつけて走りなよ」
「は、はい‥‥ちゃんと、燃料も見て走ります」


それにしても、ガス欠って容赦ないですね。
あと1km先に、きてくれたひとのいるスタンドあったのに。


まあ、いい経験ではありました。はい。

*1:故障とかガス欠とかで助けに来てくれます