きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

口に蜜あり腹に剣あり

こじろ*1が見あたらない。呼びかけながら家中を探して歩くも、影も形も見つからない。わかってる、ぜったい聞こえててとぼけてる。ネコってそういうやつだ。
ようやく見つけた愛猫は、電子レンジの中から顔を出していた。


‥‥ふた閉じてタイマー最大にかけてやろうか。


腹立たしさから一瞬浮かんだいけない想像をかなぐり捨てて、作り笑いを浮かべて近づいていく。


「キミは、なぁにをしているのかな〜?」


あ、目が泳いでる。そうなんだよね、ネコって、怒られるのをわかってて、それでもやっちゃうんだよね。うん、レンジに入ったのって、はじめてじゃないんです。この間から何度も何度も、やめろと言っても聞かなくて、困ってます。
一度なんか、ジャンプしたときにぐうぜんネコパンチが開ボタンを押したみたいで、見事に自分で開けて中に入り込んだこともあります。おそらく、今回もそんな流れでしょう。


「出ろっ! ほら、早く!」
「‥‥」


つぶらな瞳がわたしを必死で見上げてます。
「ゴメンネゴメンネゴメンネゴメンネ」まるで、そう訴えかけてきているかのように。


「あぁ〜、ごめんごめん。さびしかったんだよね〜」


結局根負けして、優しく抱き上げて居間の方へと連れて行く羽目に。やっぱり、ネコの大きな目は百万言を費やすより多くの気持ちを伝えてきてくれます。そうだよね、さびしかったんだよね、わたしを待ってたんだよね。うんうん、わかってるわかってる。


‥‥ええ、ええ、当のネコは、きっと腹減ったな〜、くらいのことしか、考えてないんでしょうね、それも、わかってます。

*1:飼い猫