きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

西方浄土へ

にゃぁ〜〜。


かわゆすっ!!


なんですか、もうね、こじろ*1がね、べったべたに甘えてくるんです。ひっついてくるんです。
ここんとこ、夏になって暑くなったせいか、あんまり近づいてきてくれなくなってたんです。
なのにね、今日に限ってね、しつこいくらいに体すり寄せてくるの。
着替え始めたから出かけると思ってるのかな。当たりなんだけどね。


「いいこねー、買い物から帰ってきたら、また思いっきり遊んであげるからね」


そう話しかけながらこじろに背中を向けて着替えを続けるわたしを待っていた運命は、まさに惨劇でした。


ぐさ


背中に飛びついてくるかっ!
想像してみてください。肌に。直に、あまつさえ背中に。凶器に等しいネコの鋭い爪が食い込んだ時の激痛を。針のように細い刃に全体重をかけて背中にぶら下がってきた時の焼け付くような痛みを。
すごかったですよ。なんせ、一瞬で足の力が抜けて膝が落ちました。悲鳴らしい悲鳴も上げられないまま、ただうずくまるしかありませんでした。
とつぜんのわたしの変化に驚いたのか、彼はわたしの背中から飛び降りて一目散に逃げ出し、部屋の隅でこちらを伺っていました。


「だ、だいじょうぶ。怒ってないよ」


ようやく声を出せる状態になった自分に安堵しつつ、そうにっこりほほえんで語りかけました。
ま、一度びっくりするとなかなか元には戻りませんからね。今日はこんなものでしょう。


気を取り直し、再度買い物へ向かうために着替えを続けようとして、はたと気がついたんです。


これ、ただ寂しいからじゃましてるんじゃない‥‥?
そういえば、いつもは飛びついてくるとしても服を着てる時だけだった。爪が食い込むとどれだけ人間にダメージを与えるかよくわかってる子のはずだった。


じゃあ、なぜ? と、自問自答するまでもなく、心当たりがありました。
今日は日中に法事があったんですよね。お墓にも行ってきたんですよね。
死者が呼ぶ‥‥って、あるんですよね。


ネコの超感覚がなにか感じたのかな。


今日の夕食はあり物で済ませることに決めました。
なんかこわくなってきたもん。でかけるの、やめ、やめ!

*1:愛猫