きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

夢と希望と挫折と諦観

(がんばれわたし)


動けないほどに窮屈ではないけれど、まわりの5,6人もなぎ倒してみせないとダンスの一つも踊ることのできそうにないラッシュの終わったばかりの車内で、そう自分を鼓舞する。


(ほら、いまだよ、いまならだいじょうぶ)


ホントにだいじょうぶなの?
この時間にしては奇跡的にぎりぎり運良く座れたロングシートは、言うまでもなく左右にはぴっちりと他の乗客がつまっていた。
右隣のおじさんは一心不乱にスポーツ新聞に見入っている。おおかたいかがわしい記事にでも熱中しているのだろう。やだやだ。
左隣のOL風の女性は静かに目を閉じて瞑想にふけっているようにも見える。眠っているわけではないようだが、意識的に周囲との干渉を絶っている状態と見た。そうであれば、よほどのことがない限りは目を開かない。


なるほど、たしかに千載一遇のチャンスと言えるかも知れない。


(さあ、勇気を振り絞れ!)


‥‥よし。心の奥のもうひとりの自分にせき立てられて、膝の上にかかえたバッグの中にわたしは手を伸ばす。


あった。指先に触れる固く冷たい感触は間違いなく求めていたそれ。


(がんばれ!)


っ‥‥だめだ。ガッツが足りない!




て、なんでですか。
なんで抵抗感もなく通勤型電車の中でPCを開けたりするんですか。


せっかくわたしもやってみようとちょっと重いEeePCを鞄に偲ばせて電車に乗ったと言うのに、ついに最後まで叶いませんでしたよ!




あれか。
段階を踏まないとだめか。


するとさしずめ第一段階はマックだな。それから新幹線とか修行を積んでから最後にロングシートだな。


そうか、そうだったのか。
甘かった。ローマは一日にしてならずと言うではないか。これから三食マックだ!


ないわ。


以上の経験を踏まえた上で、アドエスへの愛がちょっと深まりました。
ほら、ふつうにケータイにしか見えないし、なんとかなりそうな気がするじゃないですか。ねえ。