きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

屍鬼 第16回 『第悼と髏苦話』

心底から狩りを、人殺しを楽しんでいるのは、獣耳男と桐敷誠志郎の二人。もしかするとあと妻の千鶴を加えた多くても三人のみなのかもしれない。誠志郎は昼間も出歩けるし心臓も動いているようだしなにより屍鬼とは目が違う。千鶴はその点で典型的な屍鬼だけど、出番が少なすぎてまだわからない。


沙子も含めて普通の(?)屍鬼はみな楽しんで人殺しをしているわけじゃない。
あるときは苦しんで助けを求める思いで。またあるときは生あるものをうらやみねたみ自分の境遇を呪う気持ちで。あるいはすべてを諦め“生きる”ためと割り切ろうとして。
たとえそれが楽しそうに見えたとしてもそんなものはまやかしで、自分をごまかし逃避しているだけなんだと思う。
そうでなければ耐えられないから。



屍鬼は人間にとって看過できない“敵”ではあるけれどそれは決して“悪”の存在ではない。
いいも悪いも人間だけの尺度だから。
野生のオオカミが何人のひとを食い殺そうと、それは悪じゃない。ただ許せない存在なだけだ。


そう、許せない。人間は自分たちが狩られることを決して認めない。
屍鬼を根絶やしにしようとする尾崎医師と、屍鬼となりなお屍鬼を滅ぼそうとする夏野の目的は完全に一致した。



目的は一致……夏野は最後には自分すらも滅ぼそうとしている。


なんでしょうね。夏野くんすごいかっこよくなってます。
何かと引き替えに特異な能力を授かった影のあるヒーローと呼ぶにふさわしい雰囲気を背負ってます。
あ、そういえば、この子真っ昼間に外を歩いてるよ。ただの屍鬼じゃないと言うことかな。


では、また来週。