きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

猫神やおよろず 第06回『追憶アンティキティ』


時は数年前にさかのぼります。柚子の両親が亡くなってまだそれほど立っていない頃、彼女がまだ八百万堂の女主人に治まっていない高校生の頃のお話。
柚子の両親が亡くなり後見人となった源蔵は、まだ若く将来のある孫娘に小さな店の店主に納まって欲しいとはどうしても思えませんでした。幼い頃から当たり前のように骨董に囲まれなじんで暮らしてきた柚子の目利きの才能は充分に認めながらも、彼女がどれだけ望んでも骨董屋としての手ほどきをする気にはどうしてもなれなかったのであります。



でも、ある日、源蔵は思い知るのでした。柚子は両親の後を継いであげたいとただそれだけで骨董屋として生きていくことを選んだわけではないことに。彼女はただ骨董が好きなだけのアマチュアの女の子じゃないということに。
彼女は、海千山千のバイヤーも舌を巻くほどの抜け目ない商人気質をちゃっかり備えた、立派な店長候補だったのです。


まだ繭が柚子の家にやってきて間もない頃の話ですね。
随所に感じられる二人の間の心の距離が、いまの遠慮無い二人との近さとあまりにもかけ離れていて、ちょっと驚いちゃうくらいです。



今までのお話を見ていた感じ、柚子ってあんまり警戒感もなく誰でも受け入れてしまうような、そんな雰囲気がありますよね。でも、必ずしもそうじゃない。繭の件だけじゃなくてね、加藤へのとげとげしい態度からも、それはうかがわれるんじゃないでしょうか。この時点では彼は法や道理に反した行為を柚子に対して行っていませんし、人を食ったような空気をまとってはいても彼女に対して決して無礼な言動には及んでいませんでしたもんね。それでもしつこい男はキライ! って女の子的感情もしっかり持っているのにおねーさんちょっぴり安心したよ、うん。




その加藤さんね。彼も決して芯から悪い男じゃないんですよね。
骨董好きとプロとしての自負心から、素人が貴重な骨董品を死蔵することにガマンができなかった。これが第一義としての行動原理だったと思うんです。もちろん小娘を手玉に取ってやろうとか、なによりお金になるからとか、それもあったのは絶対です。でも、きっとそれは第二義目以降の話。




八百万堂に忍び込んだのが発見されたとき、自分の保身よりも貴重な品が傷つくことを恐れて逃げ出さなかったところでそれがわかります。柚子が何も知らないただのお嬢ちゃんじゃないことに気づいて負けを認めたときのいさぎよさからも知れると思います。


当然、彼のしたことは許されることじゃないですけれど、きっと柚子にいいように使われるようになったことを機会に昔持っていたはずの骨董に対する純粋な気持ちが蘇ってきたと思います。だって、美少女のお守り役とか最高じゃないですか。男冥利に尽きるってもんでしょう? たぶんだけど。


かくして、柚子は加藤の口利きもあって源蔵に弟子入りすることができました、っと。



ん。加藤はやくざっぽいけどホントのやくざじゃなかったのが救いでしたよね。わたしの知ってる飲食店なんて、やくざ*1にお店の備品をぐっちゃぐちゃにされて廃業に追い込まれてたもの。




ああ、今週は柚子の笑顔がまぶしいシーンが多かったよぉ。かわいいよぉ。ねぇ?
繭様もがんばれ! ダブルヒロインの座を確立するのだ!(ムリ


では、また来週!

*1:と疑われたけど証拠無しで捕まらなかった