きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

花咲くいろは 第24回『ラスボスは四十万スイ』


喜翆荘に縛られていたら皆が不幸になる。スイが旅館を閉めようとした理由はそこにあった。直近には長男の縁の失敗が原因と言えるだろう。やはり映画への出資に関してスイが縁に一任したのは息子が経営者に向いているかどうかの試験だったようだ。あの子は経営には向いていない。このままではあの子の下で働く者たちにも累が及ぶ。それならば早いうちに自分の夢の結晶であったこの旅館は終わらせるべきだ。



だけど、もう、この喜翆荘は一人の老婆の夢などではない。そこで働く人たちの現実でもあるのだ。
それを孫娘に諭されてもまだ頑なに旅館を畳もうとするスイと、それに抗おうとする従業員一同は激しく対立する。


大ファンだったマンガ家の正体*1変態親父だった!



男性にとっても同じかもしれませんが、特に女の子にはそのマンガをどんな人が描いているのかは重要な要素です。
昔の少女マンガ雑誌においては、男性作家は揃って女性としか思えないペンネームで仕事をしていたようですし*2、とある大人気幕末マンガで作者さんが顔出しした途端に売り上げが落ちたという話も聞きます。
作品だけじゃなくてそれを取り巻く環境までが夢、なんでしょうね。こんなステキな恋物語がかけるんだから、若くて美人でイケメンの恋人に一途に愛されている幸せ作家に違いない、みたいな。


インターネットの普及とともにこういう夢も崩れ去りつつあるようですけれども……。


民子のように一冊のマンガから人生が変わることもあります。
いいマンガをたくさん読みたいものですねぇ。

なるべくなら変態親父が描いてないやつね。



△▼△


孝一はいつも踏み出せなかった一歩をついに踏み出した。
緒花はいつも踏みとどまれなかった位置に踏みとどまることに成功した。



緒花ちゃんはいつも遠くばかり見ていたんでしょうね。彼女の見ていた東京の景色は、たとえるならズームがかかっていたようなもの。近くにいた孝ちゃんがぜんぜん視界に入っていなかったんだと思う。一方の孝ちゃんが見ていた景色は、常に緒花ちゃんを手前に置いた広角レンズみたいなもの?
二人は同じ景色を見ていたようで、実はまるで違うものを見ていたのかもしれません。


おめでとう。そんな二人は、とうとう一線を越えることができました。
だがまだそこはDMZ。これがどちらに転ぶかはまったくわかりません。恋仲まで発展するのか、いいお友達のまま終わるのか。ともあれ、もともと男女の仲がいつまでもはっきりしないまま続くなんてありえないのです。仮に結果がどうなったとしても、いまここで事態が動いたことはいいことだと信じます。


さて、若者同士のお話はここまで。
次は大人の時間です。





サービスシーンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



やばいです。女将さん色っぽすぎます。


巨乳で鳴らしたなこちもたじたじの女将さんのナイスバディ。
きっとブルーレイでは余すことなく楽しめる描き直しが入るに違いありません*3



△▼△



スイと緒花ちゃんは、今回初めて祖母と孫娘っぽいつきあいができたように見えました。
二人でおじいちゃんのお墓参りをして、老いた祖母の意固地さに孫娘が戸惑う……。
いつも屹立する高峰のように厳格でしゃんとした女将が、ただのおばあさんに見えてしまった。それはもしかしたら悲しいことなのかもしれないけれど、彼女がそんな弱みを見せたのが緒花ちゃんだけだというところに、大きな意味があるでしょう。しっかり者の長女にでもなく、頼りがいのない長男にでもなく、孫娘だからこそ見せられた一面。緒花ちゃんから見れば、彼女が祖母だからこそ気づけた弱み。


宿を畳もうと考えているいまだからこそ、女将ではない祖母としての顔を思わず出してしまったのでありましょうか。



そんな風に静かに時間は過ぎていきます。
相変わらず閑古鳥が踊っている喜翆荘の宿帳を眺めていると、このまま静かに終わっていくのかもしれないな……だれもがそう思い始めたところに、突然予約が殺到しはじめます。


ペンは剣よりも強し。


皐月による喜翆荘のべた褒め記事が雑誌に掲載された効果のようです。
この勢いを殺さず生かして次に続けていけば、喜翆荘は必ず立て直せる。弱気の虫から解き放たれた従業員一同は、この期に及んで断固として廃業を主張するスイと、真っ向から対立することになりました。



えっと、それはいいんですが若旦那。祭りの準備に人は出さないとダメでしょう。いくら旅館が忙しいっていっても。そういうことしてるから女将さんはあなたが経営に向いていないと判断してしまうんですよぉ。


PTAや金銭的な利害関係のない自治会での話なら、まあ手隙な人に任せるのもある程度仕方はないですけれど、温泉街が取り組むお祭りはそうはいかないですよ。そこで人手を出さないのって、他の旅館の努力にただ乗りすることに他ならないですからね……。


ま、そんなところで。
あと2回で終わりかな。いよいよ終盤です。
喜翆荘の運命はいかに? 若く初々しいカップル候補はどうなるのか?
ぜったい見逃せない残りのお話。


楽しみですね。では。

*1:原作者ですが

*2:今もあるとか聞くけど調べてないから知らない

*3:違いあると思います