きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

アイドルマスター 第13回 『そして、彼女たちはきらめくステージへ』


ようやく掴んだチャンス。何度もの失意と挫折ののちについに訪れた千載一遇の機会。
765プロオールスターライブの日がついにやってきた。
そんな、所属アイドルたちが準備にリハーサルにと忙殺されている折に、律子から一本の電話が入る。地方での営業に飛び回っている竜宮小町が、台風に巻き込まれて開演までに帰京するのは難しくなった、ということ。




お客さんのほとんどは竜宮小町を目当てにやってきているはず。その人たちを自分たちの歌や踊りだけで納得させなければならない。終演までに絶対に到着を間に合わせようと嵐の中をクルマで必死に会場へ向かって走ってきている律子と竜宮小町のためにも、そしてなにより、自分たちの夢のために。アイドルたちはいま、きらきらと輝くステージに立つ。



一番後ろの席の人もちゃんと見えているからね


父と二人で二階最後尾席に座ってわくわくしながらステージを見つめていた幼い頃の春香の耳に届いた、とってもうれしいアイドルの言葉。あるいはそれこそが彼女をアイドルの道へと導いたきっかけになったのかもしれない。


いま、ステージから二階席を見つめて思う。
一番前の人も、一番後ろの席のお客さんも、同じくらい楽しめるライブにしたい。
会場すべての人にこの思いを届けたい。


そして、竜宮小町を欠いたままのライブがはじまった。



△▼△



誰も彼も必死で自分の持てるすべてを出し切って歌い踊る。だが、客は正直だ。どうしても盛り上がりに欠ける。
だがそれは当然だろう。みんな決して安くないお金を払ってチケットを購入して竜宮小町を見るためにここにきているのだ。前座の“見たこともないような無名の女の子たち”を見に来ているわけじゃない。


ライブはステージと観客が一体となってこそ本当に花が咲くショーだ。どちらか一方だけが盛り上がることはありえないし、片方が沈んでいればもう片方のテンションも下がる悪循環へとたやすく陥るもの。小町のために、自分たちのためにと夢中で歌ってきた彼女たちも、次第に焦燥感にかられ疲弊しミスが生まれメンバー同士でケンカまではじまってしまう……。


自分たちだけじゃ、竜宮小町抜きじゃ、やっぱりダメなんだ。


そんないやな雰囲気を払拭したのが、“普通”のアイドル『天海春香だった。


今はお客さんにどう見られるかより自分たちが何を届けられるか考えよう





ちょっとくらい不格好でも自分たちができることを会場の隅から隅まで届けよう


あれだけ練習した努力はムダじゃない。
ぜったいにその思いは届くはず。


そして、その思いを力に変えるきっかけを作ったのが“天才”アイドル『星井美希だった。





彼女の言葉の端々にまで宿った天性の魅力は、いまにも不満が爆発しそうになっていた観客たちをみるみる癒やしていった。彼女の不断の努力で磨き抜かれた力強くも美しく愛らしい歌と踊りは、瞬くうちに会場を興奮のるつぼへと変えたのだった。



もう大丈夫。いま、ステージと観客は一体となった。


ようやく到着した竜宮小町に後を任せて力尽きて倒れた彼女たちの姿は、まぎれもなく大仕事を成し遂げたプロのアイドルそのものだ。いまはおやすみ。そして次に目が覚めたとき、みんなでライブの成功を改めてかみしめるといいよ。


へぇ……結局、竜宮小町の歌は一曲も無しだったよ。
めっさ大胆なことやるよね。でも、よかったのかもね、すっごいいい最終回だった。
と、テレビの前で余韻に浸るわたしの耳に飛び込んできたのは……。






来週のアイドルマスターは!



え゛?



……ああ。あれ? ああ……そうか。
これ2クールアニメか!!


そうか、そうだよ。確かそんなこと聞いたっけ。すっかり忘れてた!!!


えーっと、そんなわけで、来週も続くようです。
うん、まあよかった。ような? でも、心構えが、ねえ?
なんか、肩すかしを食らったような。


だって、どう考えてもノリが最終回じゃん!!!