きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

WORKING'!! 第03回『スランプの理由』


小鳥遊家の四女・なずなは、小学校の職業体験学習でワグナリアを選ぶ。かわいい制服に身を包みかいがいしく働くその姿は、店のスタッフはもちろんやってくるお客さんの間にも大好評だった。だが、山田にはそれがおもしろくない。常に注目されかまわれちやほやと甘やかしてもらいたい彼女にとって、有能且つ愛嬌もあり誰からも愛されるなずなのキャラクター性は驚異なのだ。




小鳥遊家の次女・泉は、弟の宗太に彼女ができた*1ことによりスランプに陥っていた。人気小説家であると同時に生活能力が皆無である彼女は、弟の目が余所の女へと向かうことで自分への世話がおろそかになるのではないか、ひいては自分は捨てられてのたれ死にをするのではないかと思い込み、気が気ではなくなってしまったのだった。糅てて加えて、弟の彼女は小学生だというではないか*2。弟が警察沙汰を起こす前になんとかしなければ!


誰からも愛されるなずな。守ってあげたいと思われるなずな。


否。


誰の信頼をも容易に勝ち取り、悪意を向けてくる相手さえも取り込んで、まるで玩具を掌でもてあそぶように人心を自由に操る魔性の女 ── それが、小鳥遊なずな。



敵対するものには容赦しない


そう言って妨害者を叩き伏せて悦に入っている凡百の何様系主人公たちが、まるで稚児にも思えてきます。
彼女は事を荒立てません。いじめてくる先輩を打ち負かしてムダに恨みを買うような愚行に走ることもありません。常に笑顔を絶やさずに、目上の人間を立て、プライドを満足させて歓心を買う……それが平時における強さだとわかっているから。齢12にして、世の中を動かす“実力者”というものが、実力のある人間を差すことではないことを誰に教わるでもなく知っていたから。


なんて大げさな話じゃないですけれど。


とにかく、一言で現せば黒い子なわけですよね。
完全に相手を見下した上で、相手の言いなりになっているように見せて実はこちらですべてを操っている、と。





たまにいますね。学校なんてところで働いてると、たまにそういうこわい子はいます。もっとも、言動に注目して性格を把握しておくのも仕事のうちの教師相手としても、それを気づかせてしまう程度だからまだかわいい段階ですよね。そのまま成長したとしたら、末恐ろしいのはその通りですけど。


こっちが気づかないだけで、完成体の黒い子も中にはいるんだろうなぁ。やだなぁ。
わたしも言いように扱われているのかもしれないなぁ。



△▼△



続いて泉姉さん。
伊波さんを別格とすれば、わたしが本作中で一番好きなのがこの泉さんです。


黙って立ってさえいれば長身痩躯に儚さをまとった神秘的な美人なのに、そもそも黙って立っていることさえ難儀な虚弱体質なのがまずいい。それなりに身なりを整えればきっちりした性格の穏やかな大人の女性にも見えるのに、実は一人では三度の食事さえ満足にとることのできないだらしなさ満点の人だったりするところもホントにいい。
それでいて、小説家で食べていけるような非凡な能力を備えている単なるダメだけの人でもない絶妙なバランス性もまた、愛らしさを彩っているではないですか。





ねえ。


あとはねぇ……そう、ムダに高くないかすれ気味の落ち着いた声も好きです。太めなのに弱々しい不思議で魅力的なハスキーボイス。高めなのにやかましくないかわいらしい声の伊波さんとのトークはもう、最高のご褒美でした。もうね、これだけでご飯三杯レベル。うん、真剣に今週は満足でしたよ。




△▼△




そんな感じの、なずな&泉回でした。
絵のレベルもすっごい高いし、つくづく安心して見ていられるアニメですよねぇ。
今週は腰の入った伊波パンチも見られたし、ほぼ言うことなし。


来週は、ああ、あの人が出るのね。
これはまた楽しみな。


では、また。

*1:誤解です

*2:誤解です