きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

アイドルマスター 第18回 『たくさんの、いっぱい』


竜宮小町のレッスンはいつにもまして熱を帯びていた。それもそのはず、目前に控えたシークレットライブのための新しい歌や振り付けの仕上げが、いよいよ最終段階に入っていたからだ。『鬼軍曹』とまで陰口をきかれるほどに妥協を知らない律子の指導に、三人のアイドルたちは文句一つ……たくさん言いながらも、それでも手を抜かず必死でついていこうとがんばっているのである。




だがそんなとき、あずさが体調の不良を訴えてきた。あまりにも激しいレッスンについに身体が音を上げてしまったのか? いや、ちがう。彼女はなんとおたふく風邪にかかってしまっていたのだった、当然のことながらライブへの出演も不可能。これはどうしたものか。


ステージに穴を開けるわけには行かない。かといってなまじな代役を立てるのもはばかられる。そうだ、竜宮小町を誰よりも愛し、歌も振り付けもカンペキに覚えていて、ステージでの経験もある最高の代役がいるじゃないか。


ね。りっちゃん!!


あずささぁん、そこまで若作りしたいですかぁ?
おたふく風邪ってふつー子供の病気ですよ!!
まあ、女だし、そう大事はないのか? 男の人は大人になってからかかると不妊の原因になるとか言いますもんね。


かくいうわたしも、おたふくはやってません。
ワクチンは打ってるんですけどね。あれまだ有効なのかなぁ。
学校という病気がとても蔓延しやすいところにつとめているわけだし、考えてみるとこわいね。


それにしても、竜宮小町のライブはよくトラブりますよね。台風で大わらわのこともあったしね。


さて、りっちゃん。
うーん、やっぱり、あれだよ、メガネがよくないんだと思うんだよね。ピンクでひらひらのステージ衣装にそのメガネはないわ。スタイリストのセンスを疑いたくなるほど合ってないと思うんだよ。ホントにねぇ。





だけどさ、久しぶりに頭上から照らしてくるスポットライトの熱は、この上ない気持ちよさだったんじゃないかと思う。亜美や伊織が手を回して律子が現役の頃のファンクラブメンバーを客席に呼んでくれていたからこその、お情けやお約束じゃない間違いなく自分自身に向けられた熱狂的な声援も快感だったんじゃないかと思う。
わたしはアイドルだ。そう、自信を持って歌って踊れる環境が用意されていたからこそ、あずさの代理として竜宮小町のライブを大成功に導くことができたんだと思うよ。


やっぱり、アイドルの三人とプロデューサーの律子の四人が揃ってこその、竜宮小町なんだね。





思うんだよ。きっと、美希に代役をやらせた方が盛り上がりという点では上だったと思う。歌や踊りの完成度を言ってしまえばもう比較にならない程に律子じゃ負けていたんだと思う。だけど、うまいからいい、へただからだめ、って、それだけじゃないもんね。ステージと客席が一体となるための空気って、それだけじゃ熱せられることはないんだよね。



プロデューサーさんにまたアイドルをやりたいかと問われた律子はこう答えます。
わたしの立つ場所はステージの上じゃない」と。


『自分がアイドルになる』には限界があると悟り、次の夢として自分の手で『トップアイドルを作り上げる』ことと定めた律子。


いまの彼女は、先ほどステージで笑顔を振りまいていたときの彼女より輝いていると思う。





もっとも「もう二度とアイドルをやるつもりはない」とは決して言わない。
「もしかしたら気が変わるかも」とほのめかすような部分すらあった。
ここは未練であり隠しきれない本心でもあり、同時に『アイドルマスター』という商品展開上の都合だよねぇ、なんてちょっとひねくれたことを考えてみたり。





△▼△



やー、久しぶりでアイドルマスターに夢中になれました。
細かい部分はさておき、文句なしにすかっとしうるっときておもしろい30分だったですよ。




来週は……ああ、予告を見ただけでうんざり。また黒い人か。
まあ、今週の楽しさの余韻まで壊すことはない。来週のことは来週まで忘れていましょうか。
EDのりっちゃんとかめっさかわいいしね!
そういや彼女ってまだ10代なんだっけ…。


そんなわけで、では、また。