きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ベン・トー 第06回 『特製ザンギ弁当 795kcal』


東西区間での全面戦争は終わった。否、はじめからモナークは西区を攻め滅ぼすつもりなどなかったのだ。彼はただ、私怨を晴らし、一人の女性への憧憬を自分の中で精算したかっただけだったのかもしれない。



── 一年前の頂上決戦。
その日、東区の『オオカバマダラ』と西区の『ウィザード』が戦い、オオカバマダラは破れた。




オオカバマダラの別名は『モナークバタフライ
そして今日、その後継者を自称するものとして『ウィザード』の後継者を自分の手で倒し、最強の狼の名を手にすること。これこそがモナークの書いた絵図だった。


ラルフストアのうら若き半額神。



彼女こそが誰あろう、一年前までオオカバマダラの二つ名で呼ばれた強力な狼の一人だった。
なんの憂いもなく負けを認めて現役を引退したはずの彼女だが、彼女の後輩たちはそうは思わなかった。後継者の自分がもう一度頂上決戦を再現して勝利すれば、それはとりもなおさずオオカバマダラの名誉を回復することにも繋がる。


彼女にはなんの罪もあるはずがない。しかし、立つ鳥跡を濁さずのことわざ通りに、自分の影響力を悪い方向に残したりしないようにもう少しだけ注意していれば……後悔は尽きない。


しかし、それは杞憂だ。
すでに過去の狼であるオオカバマダラの力など誰も必要とはしていないのだ。



いまは、いまの狼がいる。
常に飢えて腹を空かせた若い力が、いま起きている問題を解決するのだ。


果たして、戦争は終わる。
勝者には西も東もベテランの後継者も新入りの区別もありはしない。
ただ、空腹を力に変えて半額弁当へと群がる純粋で美しい生命力こそが力となる。


ふむ……。
こういう話をどこかで読んだことがあるぞ。なんだっけ。


ああ、暴走族マンガだ!



ね。まさにそんなノリだよね。
心酔する先輩の屈辱をいま俺が晴らすぜ!!


格闘技マンガとか、いや、スポーツマンガ全般でもありそうだよね。
そう、弁当争奪は格闘技でありスポーツでもあるもんね。


なんというか、ムダに熱いといいますか、後輩のモナークの空回りっぷりもすべてがわかってみれば愛らしさすら感じてしまうスポ根なわけですよ。わたしほらスポ根大好きですし、彼のちょっとスポーツと呼ぶにはムリのありすぎる手段の選ばなさには顔をしかめずにはいられませんが、思いと目的はアリでしょうね、うん。



ま、とまれ、いきなり急転直下で先週からわずか一話で片がついてしまうとは思いませんでしたねぇ。
2,3回は引っ張るものだとばかり。


そんなわけで、きっと今回も誰も殴らず殴られずにちょこまかと隙を突いてお弁当をかっさらってきたであろう白粉さんが好きです。結んだ髪を引っ張られるとおもしろいくらいに簡単に首が動くんだよね。あれ危ないからいい子はマネしちゃいけませんよ。


では、また来週!