きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ちはやふる 第07回 『ひとこそみえねあきはきにけり』


前回かなちゃんが加入してくれたことでかるた部のメンバーは三人になった。これで、あと二人。五人揃えば正式な部活動として認められる。
次に千早が目をつけたのが、太一に次ぐ学年二位の成績を誇る駒野勉くんだった。机にかじりつき一日中勉強していることから『机くん』とあだ名される彼は、千早の熱心な勧誘にも一切耳を貸さず勉強のじゃまだと一蹴するが、逆ギレした千早にムリヤリ部室へと連れ込まれて太一との勝負を見学させられることになってしまう。




人数合わせなら別の人にしろと憤る机くんに千早は言う。
誰でもいいわけじゃない。頭のいい机くんに向いている競技だから誘ったんだ
なおも信じようとしない机くんはこう返す。
札を覚える記憶力が必要だと言うなら、かるたをぜんぶ裏返してやってみせろ


かくして引っ込みのつかなくなった千早は、不承不承の態の太一と裏返しかるたを開始した。

やらない理由なんかどうでもいい! つべこべ言わずに一回やれ!



いろんな理由を並べてかるたを否定する机くんに千早が放った今週の名セリフです。



頭より身体が先に動く千早らしい物言いですけれど、たしかに『やらない理由』を探すより『まずやってみて』合うかどうか考える方がずっと建設的ですよね。いま現在打ち込んでいることがなにもないのであれば、極力なんにでも挑戦してみるのはいいことだと思います。学生時代ならなおさらね。


そしていつか、夢中になれる物に出会うことが出来たら、それは最高ですね。
ほら『やらない理由』を探して断るのはだいたいがカッコ悪いですけど


もう一心に打ち込んでいることがあるから


これならば例外的にかなりカッコいいでしょう!!




△▼△



裏返しかるたで千早に大勝した太一はとってもうれしそうでした。
いままでどうしてもかなわないと思っていた千早に、限定戦ではあっても勝つことができたんですから。




別に勝てなくてもかまわない



ウソだ。
本当はずっと勝ちたかった。勝てないことに対して必死にならない言い訳だ。
ううん、それだけじゃない。いまは近くにはいない新への対抗心と、劣等感と、それら様々な物が混じり合って、自分をずっと騙し続けていたんだ。



自分は千早を手伝っているだけだから負けたっていい。彼はずっとそう思ってきました。それが今回、千早に勝てそうだと思ったとき、そして実際に勝ってしまったとき、いままでの思いが自己欺瞞にすぎなかったことに気がついてしまった。


太一は、いままでよりずっとかるたが楽しくなるでしょう。同時に、感じたことのない苦しみをも背負うことになるのでしょう。だって、勝つうれしさを知ることは、負けたときの悔しさも認めることになるんだもの。



△▼△


── 真島太一は、勉強は学年一位で運動も出来て顔も良くて、なんでも簡単にこなす天才だ。


机くんはずっと勘違いしていました。
もちろん生まれつきの才はぜったいにある。そこまでの否定は出来ないけれど、同じじゃないか。


努力して、それでも何度も負けて、だけど勝ったときのうれしさがとっても好きで、だからがんばって……自分と同じ人間じゃないか。





彼はこんな自分に言ってくれた。
仲間に欲しいのは天才じゃない。一緒に努力の出来る友人だ、と。


なら、ボクも彼と一緒にがんばりたい。彼を友人としたい。彼に友人と認めてもらいたい。


机くんを誘ったのは千早だったかもしれない。
でも、机くんがかるた部に入ったのは、真島太一という男を知ったからなんじゃないかと思う。




△▼△



さあ、これで、四人。あと一人で、部活は正式に認められるよ!
いずれ劣らぬくせ者揃いの四人の仲間だもの、きっと最後の一人もとんでもない個性の持ち主に違いない。
来週が楽しみじゃあないですか、うんうん。


では、また。