きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

C3 -シーキューブ- 第10回 『嗜虐者は何処にもいない』


市内で猟奇殺人事件が発生した。被害者の女性はその体を無残に切り刻まれ折りたたまれ『箱形』に固められて路上に放置されていたという。それを『ビブオーリオファミリーズ』からのメッセージだと看破したフィアに真意を詰問されたアリスは、被害者女性“たち”には共通点がある。それを見つけてみろとおもしろげに言い捨て、必死で迫ってくるフィアらを尻目にこともなげに去っていった。




アリスを取り逃してしまったフィアをあざ笑うかのように、被害者女性は被害者女性たちへと変化する。そんなとき、テレビのニュースで二人の被害者の顔写真を見たフィアは、どちらの女性にも見覚えがあることに気づく。間違いない、黒江の美容室の客だ。それが、共通点か。フィアは黒絵が事件に関与しているのではと疑いはじめる……。


若い女性を殺し、その体をフィアの形 ── 箱形 ── にする。呪い箱として生を受け、いまその呪いと必死で戦っているフィアにとって、これ以上に敵意と嘲笑を感じるやり口はそうそう無いだろう。
自分のために無関係な人が死んでいくことは、耐えがたい苦痛のはずだ。


だからこそ、それをわかっているからこそ、意味がある。
『ビブオーリオファミリーズ』とは、そういう組織だということなのだろう。


そして、錐霞がアリスの行動に干渉しないようにわざわざ念押しされるということは、彼女の属する組織もまた、遠からぬ性質を持った存在ということか。





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錐霞は生身の人間でありながらフィアやこのはに近いほどの強烈な二つの呪いをその身に纏っていた。
一つ目は、普段は体に巻き付けている『黒河可憐』と呼ばれる伸縮自在の鞭となる呪いの革ベルト。それを纏った者は、強大な戦闘力を得ることと引き替えにときおり誰かを絞め殺さずにはいられない誘惑に駆られることになるという。
二つ目は、『ギメストランテの愛』と呼ばれる全身を強く締め付けるボンデージ装備。これをつけている限りは怪我で死ぬことはぜったいに無いが、一度身につけてしまったら外すことが叶わない*1呪いのかかったやっかいな代物だ。



彼女は、黒川可憐による殺人への願望を、ギメストランテの愛で受け止めることで、抑え続けてきた。つまり、自分で自分を“絞め殺す”ことで、誰かを殺さないようにしてきた。
ただし、彼女の装備による不死には痛みを消し去る効果は全くない。腕、足、腰、首……全身の骨という骨を締め付け砕かれる痛みはそのまま伝わってくる。常人ならばその過程でとっくに死んでいるほどの痛みを感じても、それでも終わらない痛み。


そして、その痛みに快感が伴うことが、体以外の部分への痛みにもなる。



春亮は一部始終を錐霞に見せつけられた。いや、きっと、彼は自分からそれを見ることを望んだはずだろう。そうすることで、錐霞の痛みが少しでも和らぐと思ったから。彼の優しさと強さがそこに見える。


彼女は一番見せたくない姿を一番見られたくない彼に見せることで、自由になった。
錐霞の組織がどういったものであれ、彼女の本質はそれとはまったく違う。


きっと、この惨劇を終わらせるために、協力してくれるはず。




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前のOPではあんなに伸びやかで軽やかに舞っていたというのに、創作ダンスをやらせたフィアのテンポの悪さときたら頭を抱えんばかりです。そんなところもかわいらしいですけども。


さてさて、そのかわいらしい絵で毎回エグいことやってくれますシーキューブ。
いよいよ二桁話数に入りましたよ。あと、2,3回で終わりですよね。このお話が最終エピソード、か。
どうなるんでしょうねぇ。黒絵が敵の仲間だとは思わないけど、あの子の存在が事件に関わりがあることは間違いないでしょうしね。


うん、めっさ楽しみ。
では、また来週!

*1:外したら死ぬ