わたしね、両親のことを『パパママ』って呼ぶのって、藤子不二雄のマンガの中だけだとずっと思ってました。
ああ、もちろん幼児の頃は別ですよ。でも、小学校に上がる頃にはもうどこの家庭でも『お父さんお母さん』になっていくものだと思い込んでました。


ところがねー……意外と、そうでもないんですよね。
中学校で出来た友達の家にはじめて行ったとき、その友達が母親に告げた帰宅の挨拶。



ママただいま



これを聞かされたときの魂を揺さぶるような衝撃!。ご想像いただけるでしょうか。



少し前にアンケートで調べてみたこともあるんです。
正直、サンプルは少ないし、モノがモノだからウソも多分に混じってる気はするんですが……3年ほど前のとある中学校の一年生で、女子の20%、男子の5%が『パパママ』でした。女子の方が圧倒的に多いのは当たり前に想像できましたが、男子でもそれなりの数がいるんですよねぇ。


そう、やっぱね、中学生の男子ならさ、お母さんのことは「オイ」とか「おかん」とか「クソばばあ」とか呼んで欲しいですよね!!
それでこそ思春期! こっぱずかしくて見てらんない!
父は「オヤジ」で兄や姉は「アニキ」に「アネキ」。そう呼ぶべき!! いや呼べ!!


しかし、そんな思春期の彼らにとっても高難易度なのが「お袋」だと思うのよ。



きっついよねぇ、目も当てられないよねぇ。
ていうか、お袋って呼んで似合う男性*1って、限られますよ。相当な雰囲気を纏ってないと許されませんよね。


ま、急に呼び方を変えるのって難しいし恥ずかしいからね。
だって、呼び方を変えると言うことは、その人にとっての存在が変わることと同義なのよ。
だからこそ、パパママからお父さんお母さんへのチェンジは必要だろうと思うわけなのだけど……。


そんな感じで。
高千穂ちほ委員長は今日も容赦なく男子のガラスのハートを粉々にしておられましたぞ、と。

*1:あくまでも『男性』ね。狭義の男子の中に似合う奴なんているわけがないから問題外