きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

夏雪ランデブー 第06回


亮介と六花姫との旅は続いていた。
さっぱり居場所のわからない王子をあてどもなく探しながら、二人は様々な冒険を繰り広げながら進んでいく。


── 一方、現実世界では。


脱衣所で大胆に半裸を晒している亮介(中身は篤)と、その背中を見つめて固まっている六花ちゃんがいた。


肉体を持ったことでようやくはっきりとわかることがあった。
もう、自分は死んでいる、と。


六花の前から姿を消した三年間の時の流れは、彼女の中での自分の存在をただの“言い訳”に変えてしまったのだと。



わかっている。それは裏切りなんかじゃない。
六花は過ぎるほどに貞淑な女性だった。もう、自分じゃない健康な若い男と幸せになるべきだ。ボクはここから消えればいい。
そんなこともとっくにわかっていた。


だけど、わかっていることと、受け入れられることは違う。
納得なんて簡単にできるわけがないじゃないか。


篤は、六花を押し倒す。
だが、そこまで。そこから先はもう、死者の領域ではない。



△▼△




な、感じで。
亮介はホントに肝が据わってますよね。突然に絵本世界に放り込まれて、そこから現実世界へ戻る算段がまるでつかなくても、ほとんど取り乱すことなくひょうひょうと過ごしているんだもの。
一人じゃないというのもあるんでしょうけどね。実物じゃないとわかっていても、愛する女性のしかもロリバージョンときたら、もしかしたら一緒にいるだけで幸せなのでしょうか。


結局、お風呂で亮介の背中を流している六花ちゃんのバスタオルがなぜかはらりとほどけて落ちてわーきゃーさわぐ亮介くんが目を覆った手のひらの指の隙間から天国の花園をのぞき見ようとしたが下に彼女はタオルの下に水着を着ていました〜的なお約束イベントはありませんでしたね。ええ、ないですよね。中学生向けの原作じゃないですもんね。


いえ、マジで別にそんなのを求めていたわけじゃないんですけどね。はい。


それにしても“自分の妻”が他の男にガチ告白しているのを見た、というか体験した、というか、とにかくそんな篤の心境はいかばかりなのでしょう。
わかっちゃいるんだけどねぇ。これでいいんだって、思いたいんだけどねぇ。


では、また来週。