きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

中二病でも恋がしたい! 第04回『痛恨の…闇聖典<マビノギオン>』


あこがれの丹生谷が入部したことをきっかけに、勇太も魔術昼寝同好会へと加入することになった。しかし、丹生谷の様子がどうにも腑に落ちない。魔術にも昼寝にもいっこうに興味を示さない上に、掛け持ち入部のチア部にかかり切りでろくに部室へ顔も出してこないのはどういうことだろう、まさか興味があるのは自分に? 淡い期待を抱き妄想に浸る勇太に、丹生谷が声をかけてきた。


日曜に富樫君の家に遊びに行ってもいい?


青春展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



しかし、世の中そんなに甘くない。
やはり思ったとおり、丹生谷森夏は勇太に恋していたわけではありませんでした。


それどころか、勇太の過去を知ったことで近親憎悪が募り、元々勝ち目の薄かった勝負がますますぺらぺらに……。


丹生谷森夏 ── 彼女もまた、かつて重度の中二病を患っていたことのある、勇太の同類でした。


同類? いや、むしろ、勇太の数倍は濃い上級者だったのでしょう。
あくまでも家族の間とクラスの中くらいで影響が収まっていた勇太に比べ、彼女はネットで<モリサマー>と名乗り自分のウェブサイトで魔術相談を受けていたり、500年に及ぶ前世からの自伝を書き綴っていたりと、ふと我に返ったら自殺したくなりそうな活動の数々を積み重ねていたのです。




そして、その日がきました。我に返る日です。
彼女は、いままでネットに残してきた痕跡を片っ端から消し去ろうとしました。いまどきのネットはなかなかに忘れてくれません。忘れさせてくれません。活動拠点だった自分のウェブサイトを消し去るだけでは不十分極まります。元来聡明である彼女のこと、そんなことは百も承知。おそらくはぐぐる様やウェブアーカイブに対しても削除要請を行ったのでしょう。幸運なことに魚拓は取られていなかったと思われます。
いくら検索しても、自分のことも書いてきたことも全くヒットしなくなった。これで、安心。中学の知り合いが一人もいない遠くの高校へ進学して、今時のJKとして高校デビューするのよ!


果たして、それは成功しました。
誰もが彼女の美しさ、愛らしさをたたえます。愛嬌のある反応に癒やされます。これだ、これぞリア充生活よ。イタい中二な妄想とは永遠におさらばなのさ!


……だったはず。でも、彼女は甘かった。
電子データよりなにより一番やっかいなものは、アナログデータだったのです。


凸守の愛読する闇聖典<マビノギオン>こそ、かつてモリサマーがネットに書き残した魔術書のプリントアウト!!


それを処分するために、丹生谷は同好会へと入部していたのでした。






まあ、わかりますよ。
一昨日の日記に貼ったマンガのように、わたしも普段は仮面をかぶって生活していますからね。
こんなアニメの日記を書いていることを職場でばらされたら暴れること必定ですからね。


なんとしても隠したい、消し去りたい秘密、その気持ちはよくわかります。


ある意味、丹生谷はわかりやすい子でした。言うことやること、いちいち芝居がかってたんですね。あからさまな作りが見えた。それはそうだ、高校デビューのためのお芝居だったんだから。うん、素は、こんなもんでしょう。あれだけ背が高くて美形で自分に自信があれば、高慢な性格にならない方がおかしいというもの。
考えようによっては、ようやくかぶっていた猫を引っぱがせる場が校内にできたんですもの、丹生谷にとってはこのほうがよかったのかもしれませんねぇ。


ええ、未だに、マビノギオンは取り返せないまま、部活を続けている彼女です。



△▼△



さて、その、モリサマー*1の自称弟子にしてマビノギオンの所有者、凸守早苗は絶好調です。
まさか竜破斬(ドラグスレイブ)をまんま詠唱して、発動させるとは思いもよりませんでした。


ああ、イタいなぁ。
いえね、わたしね、初めて友達と子供だけで見に行った映画が、スレイヤーズだったんですよね……相当に好きでした。今も続いていると少し前に知って本気でびびりましたが! 当時はね、アニメ全部見たし、小説全部読んだし、マンガになったのもみんな読んでるしね。うん、つくづく、本気で相当に好きでした。


異界黙示録(クレアバイブル)とかね。
地精道(ベフィスブリング)とかね。
烈閃槍(エルメキアランス)とかね。
崩霊裂(ラ・ティルト)とかね。



いまでもみんな読めるし書けます。それはいいんですけど、リアルでこれを口にしちゃうのは今となっては抵抗アリまくりですね。
ん、といっても、まれに油断すると「アストラルサイドからのダメージを受けた」とか言っちゃうのが筋金入りなんでしょうねぇ……。


さておき、光る魔方陣とか、小麦粉爆煙とか、扇風機旋風とか、無駄にエフェクトに懲りまくるのが、六花たちの特徴でしょうか。
そこまでやる子は、あんまりいませんよねぇ。しみじみ。


ん、ま、今回もなぜかのたうち回りたくなるようなシーンが山盛りでしたが、大筋でケタケタ笑えて楽しめました。
やっぱね、一人だけリア充になって逃げようとか甘いんだよ。ちょっとくらい美人だからって、ふざけんなっての。
一緒に不幸になろうよ。ね!!


そんな感じで、また来週。

*1:現在の丹生谷ではなくかつてネットで交流のあったモリサマー