【コンストラクターズ・チャンピオンシップ】

Rank Team Engine Point
1 レッドブル・レーシング ルノー 440
2 スクーデリア・フェラーリ・マルボロ フェラーリ 367
3 ボーダフォンマクラーレン・メルセデス メルセデス 353
4 ロータス ルノー 302
5 メルセデスAMG メルセデス 136
6 ザウバー フェラーリ 124
7 フォース・インディアF1チーム メルセデス 99
8 ウィリアムズ ルノー 76
9 スクーデリア・トロ・ロッソ フェラーリ 22


今回のGPでレッドブルレーシングコンストラクターズ三連覇は決定しました。
まあ、相変わらずのばかっ速さで、もはや勝手に好きなだけ飛ばしててくださいレベルのある意味おもしろみもなにもない見事なまでの勝利です。


そんなレッドブルを含めた上位チームの争いはさておき、わたしを含めた日本のファンの一番気になる部分と言えば、言うまでもなく5位のメルセデスと6位のザウバーの順位争いです。
側聞したところによれば、ザウバーコンストラクターズ5位を獲得する事ができれば賞金が10億円ほど上積みされるために、ペイドライバーと契約する必要がなくなり、現在エースの小林可夢偉の続投がかなう、とか……。


すっげえ眉唾ですけどね。


正直わたしは可夢偉がたとえ優勝したとしてもザウバーのシートはもうダメだと思っていますが、だからといってここでめざましい活躍を見せて順位を覆してみせることが無駄だとは思いません。今後へのアピールになるのは当然として、来季の契約がどうあれいま現在のチームで全力を尽くす事は当然ですからね。


そう考えると、今回のザウバーがノーポイントだったのは痛いですよね。競っている相手のメルセデスも同様で、差が開かなかった事はまだ救いではあるのですが……。


たかが12ポイント、されど12ポイント。
トップチームにとってはあって無いような差でしかないこの点数も、中堅以下のチームにとってみれば大きいですからねぇ。しかもザウバーとメルセデスは、今季の成績だけを見れば大差が無いチームに思えても、チームそのものの地力は比較にならない、まさに桁違いに格が違います。本来、メルセデスほどの富豪チームにザウバーのような貧乏チームが抗えているだけでも奇跡に近いのです。奇跡はいつまでも続きません。時間が経つにつれて、ザウバーには不利になっていくのです。


そして、次回が最終戦。
……ムリっぽいなぁ、やっぱり。

2012年のドライバーズ・タイトルをアロンソに獲らせたいフェラーリ・チームが、今回のユナイテッドステーツGP決勝レースでグリッド操作をしたという非難が一部に聞かれている。
これは、必要のないギヤボックス交換(実際にはFIA封印シールを剥がしただけ?)をマッサに強いてグリッド5番降格のペナルティを行い、これによってアロンソをスタートが有利とされる奇数グリッド(8番から7番へ)に移す行為を行ったというもの。

フェラーリ・チーム首脳、グリッド操作の非難に反論: FMotorsports F1


そして、相変わらず安定のフェラーリ
チームオーダーと書いてフェラーリと読む、というほど“チームプレイ”に長けた名門チームですからね。いやもう、こんなことは朝飯前ですよ。そうね、合法なんだろうね、うん、シールを故意にはがしたら失格とか書いてないよね。規定のペナルティは受けてるよね、あはは、そのとおり。正しいです。


もう、ドライバーズタイトルなんてやめちゃえよ


だってそうでしょ。仮にこれでタイトルを取ったとして、それはドライバーのタイトルじゃないよね。チームのタイトルだよね。
チームスポーツだからチームオーダーは当たり前、とそう言うならば、タイトルはコンストラクターズ一本にしてから言うべきだと思うのよ。
めざましい活躍をした選手には別個にMVPでも贈ればいいでしょ? さしずめ今回のGPだとマッサにふさわしいかなぁ?


ねえ。矛盾してんのよ。
ホント、わたしフェラーリがだいっキライ。なによりチームオーダー全般がキライだけどさ。
せめてわかんないようにやれっての。露骨にそんなものルールとして認めてどーすんだっての。

インドGPでポールTOウィンを果たしたばかりのベッテル(レッドブル)は今回のユナイテッドステーツGPでもポールポジションからスタート、終始トップに君臨し続けた。
しかしながら41周目のバックストレートでついに後続のハミルトン(マクラーレン)にオーバーテイクされ、2位に甘んじることとなった。
これについてベッテルは「オーバーテイクは周回遅れのせい」と、憤懣やるかたない表情をみせている。

ベッテル(レッドブル)、「オーバーテイクは周回遅れのせい」: FMotorsports F1


また君か
この一言に尽きる、でしょうか。


そんなに周回遅れがいやならゼロヨンでもやってなさいって。
アレなら絶対にそんなことになやまされることはないよ。


カーティケヤンはクリーンに走ってたよ。
譲るべき場所で、正しいやり方で、何らの妨害もせずに順位を譲っていたよ。


そんな感じで、初開催でサーキットコンディションやピレリのタイヤチョイスに大きな問題はありながら、それなりに見るべきところの多かったGPでした。