艦隊これくしょん‐艦これ‐コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編 (3) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: コンプティーク編集部,角川ゲームス
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/02/24
- メディア: コミック
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そういえば、この『舞鎮編』の二巻目に対して、相当に辛辣でかつ投げやりな感想を述べた記憶があります。
いえ、反省はしてません。
それくらいに、一巻目と比較してクオリティが下がっていたのは間違いないと、今も変わらずに確信しているからです。
ですが、三巻目はまた一巻目に比肩するほどに巻き返してきています。
これはいい。オススメのアンソロです。
まず、この人の描く機動部隊の艦娘たちがとにかくかわいくて好きです。中でも飛龍の浮かべる満面の笑顔かわいらしさときたら、まさしく舞鎮編を代表する和み系キャラの雄と言えましょう。美少女で『雄』ってのもなんですけれど、そのくらいに破壊力が高いのだからやむを得ません。
続いて、ウチの鎮守府にはやって来る気配さえ感じさせない大鳳さんのお友達作り奮戦記。大井主催のセミナー、姉妹艦ラブラブ百合っ子純愛講座に迷い込んでしまったとき、ぼっち艦*1の彼女はどう切り抜けるのか!
そして、提督の留守を守り一人けなげにたくましく野性味いっぱいになりながら泊地を守ろうとする初期秘書艦・吹雪ちゃんと、そこで偶然建造された鈴谷・熊野姉妹とのハートフルストーリー! あ、この人が一巻目に描いた山城のマンガはめっさ大好きだったんですよね。舞鎮編が続くなら今後もまた描いて欲しいものですね。
そうそう、これ。
タイムリーなことに、本日*2のアップデートでゲームの方にドラム缶が装備として実装されました。わたしがこれを書いている段階では、未だにハッキリとした効果がわかっていませんが、おそらくは鼠輸送でドラム缶に物資を入れて搬送した史実から、遠征任務での報酬アップが望める装備ではないかと想像されているようです。
多くの人に好まれている鈴熊ネタは、わたしも御多分に洩れずキライではないです。性格が正反対なようで、でもそっくりなんですよね、この二人。そのへんをうまく描いてくれているマンガに出会ったりすると、ちょっとうれしくなりますよね。
ちび千代田と隼鷹の抱擁とか。
いま読んでいる最中のラノベ『鶴翼の絆』でも隼鷹の面倒見のいい姐御肌が描かれていたのを思い出しました。同じ姉御っぽさでも天龍とはまたベクトルの違いを感じるいい姐さんなんですよね。あと、このマンガって扶桑姉さまが秘書艦だ。けっこうレアじゃないですか? あんまり見ないですよねぇ。
きりがないのでこのへんにしときますけど、この三巻目はぜんぜんダメと切り捨ててしまいたくなるような作品が一本もないんですよ。平均的なレベルの高さに感心しちゃいましたね。
だけどね、一気に本が出すぎなんですよ。
さっきも言ったけど、ラノベの鶴翼の翼はまだ途中なのに、明後日には『陽炎、抜錨します!』の二巻目が出ちゃうのよ。明日は電車移動が多いし、その間に『鶴翼の絆』を読み終えておけるといいけれど……。
結局、レーベルは違ってもほぼぜんぶ角川なんだから、もうちょっと間隔を話し合って決めるとか、そういうのできないものでしょうか。ねえ。
なんて、そんなところですか。では、また。