白のチャイカと紅のチャイカ……二人のチャイカの人質交換の場所となった河原に、ジレット機関のマテウスが操る棄獣〈コカトリス〉の群れが飛び込んできた。さすがにこれでは取引どころではない。這這の体で現場を逃げ出すことがやっとの双方だった。
ビークルに戻りしばらくして落ち着いた紅のチャイカは、彼のどこを気に入ったものか、トールに白のチャイカとの契約を破棄して自分と共に戦おうと提案する。
そうかなるほど、ぜんぶ本物のチャイカ、か。その発想はなかった。
たとえば全員が王女の自覚を持ち全員が影武者の自覚がないとするならば“資格”を持った誰かが特定の一人を本物と断じない限りにおいては、これは全員が本物であり全員が偽物であると言えるよね。盲点だったわ。
そして、まあ、例によっておそらくは放送前から決まっていたことなのでしょうけれども
祝! 『棺姫のチャイカ』第二期放送決定!!
こういうのって、放送中の一期目が目を覆わんばかりの不人気だった場合には、誰にも知られないままにこっそりと闇に葬られてしまうんでしょうか?
てことなんだろうなぁ。
うん、つまりは、チャイカのアニメはそれなり以上の人気はあるってことなのね。めでたいよね、チャイカかわいいいし!
△▼△
さて、今回のトールはいけません。
紅のチャイカことチャイカ・ボフダーンの誘いを断るのに、こともあろうに。
「白は一人では危なっかしくてほっとけない」
これはないわー!
女の子にこんなん言ったらあかんて。マジで。
案の定、紅はずいぶんと傷ついていたようじゃないですか。
「私だって……」と、そこまで言って言葉を切ったのは、彼女の強さじゃなくて弱さの証明ですよ。腕っ節の“強さ”なんて関係ないのです。
と、トールには猛省を促しておくとして。
前回に引き続き敵側にとらわれのお姫様となっていた白のチャイカに関しては、当然ながら遺憾ながら目立った活躍シーンはほとんどないと言える惨憺たるありさまでした。
しかしですよ、そうは言ってもさすがわたしのチャイカ・トラバント*1です。たとえ量的には極小でも質的には極大の神々しいまでの輝きを惜しげも無く披露してくれた!
どれもこれもが飾らない自然な愛くるしさに満ちあふれています。
このわたしにして、少なからず劣情を煽られてしまうほどに!!
……そんなところですか、ね。
では、また来週。
*1:わたしのです。異論は認めません