きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

一週間フレンズ。 第08回『友達と海。』

高校二年生の夏休み。気になるあの子と二人きりで海へ行こう。


行きたいならつきあってあげてもいいよ
ちょっと強気に出てみる男の子だったけれど。
二人きりだと恥ずかしいしまたの機会に……
だけど、そんな悪意も駆け引きもない少女の素直な言葉に。
あの二人も誘おう!
一瞬でヘタレる男の子でありました。


ああ、青春。


ですよねー。
香織が裕樹くんと恋仲になることを望んでいるわけありませんよね~。


少なくとも、いまは。


でも、まったく脈が無いわけじゃないぞ。
なにやら、彼女の心にもキミに対する友達へのそれを越えた特別な想いが、少しずつ少しずつ芽生えてきている模様ですよ。

おそらく香織の恋愛経験は小学生くらいの女の子と大差ないんでしょう。なにせ思いがつのる前にリセットされまくりなんだから経験値がたまるわけが無い。
自分の気持ちがそうだと気付く事すら叶わないほどに、幼い恋心をもてあましている今日この頃なのでしょうか。


想いを忘れても無くさなくなった事だけが救いなのかもしれません。


……いや、無くさなくなった、などと楽観していてはいけないのかもしれませんね。

水面に張り出した葉から落ちた一滴の朝露から生じたほんのわずかな波紋。そんなささいな波にすらたやすく流され、あるいは倒されてしまいかねない頼りない笹舟。


香織と裕樹くん二人の世界は、きっとそのくらいに脆いのです。


それにほら、このところ凪いでいた水面に今しも朝露……ううん、小石、あるいは一抱えもある岩かもしれない。そんなものが投げ込まれようとしているではありませんか。


少年の名は〈九条一〉。
彼の登場は、二人の世界にどんな波を巻き起こすのか。


そんなところで、また来週。