きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

一週間フレンズ。 第12回『友達になってください。』

冬になっても裕樹と香織の仲はぎこちないままだった。彼女を傷つける存在になりたくないと距離を取ろうとする裕樹と、何も言ってくれない彼の気持ちに気付けるはずもなく疎外感を募らせ寂寥に包まれるばかりの香織に、気を揉む友人たちもできることはなかった。


そんな中に訪れた冬休み。
大晦日に偶然街で出会った二人は、香織がよく足を向けるという小さな社にちょっとだけ早い(?)初詣にでかけることになり……。


はじめて長谷くんに声をかけてもらったとき、すごくうれしかった……と思う


並んで歩きながら、はじめて友達となった当時の“思い出話”に花を咲かせる二人。


香織の話は、そのどれもがどこか他人事に聞こえる。
それはそうだ。事実“他人”の話なのだから。


ここにいる香織は、二人が出会った時の香織とは明らかに違う。
哀しいがそれは事実。否定のしようがない。


それでも、そんな思いをなるべく彼に抱かせないようにと、あのときに自分がどう感じていたかを考えて想像して、去年の自分がいまここにいる自分に繋がっているように見せるための優しい嘘を混ぜながら話そうとする香織の姿には、裕樹ならずとも目を背けたくなる思いを抱くだろう。


つらいよね。好きになればなるほど、一緒にいるのが苦しい関係。


香織と本当に仲良くなることは、そういうことなのだろうと思う。


けれど


若く、幼く、未来を信じて疑わない高校生の彼らには、根拠などなくても自信を抱くことができるパワーがある。それっていいことだと思うのよ。やる前から失敗する結果を想像して動きを止めるより、ずっといいと思うのよ。

失敗したって、やり直せばいいだけなんだから。


何度だって友達になって、今までよりずっと友達になればいいんだから



△▼△


えー、最終回は突然のオリジナル展開でした。
いい話でした。いい話だとは思いました。


ただ、不満もとっても残りました


まずなんとも時間の経過がよくわからない。


たとえば、沙希と将吾のぎくしゃくした関係。
これを引っ張ったまま、明らかに季節まで変わってしまっている。

たとえば、香織を避けまくる裕樹くん。
その関係のままで、季節をまたぐほどの長期間を毎週友達をやりなおしている姿が、イマイチ想像できない。


毎日同じクラスで顔を合わせている間でそうなれば、将吾の言っていたようにそれこそ言葉を掛け合うことを避けるような関係として完結してしまう方が自然なほどの時間の流れだよなぁ、などと思うわけです。


『視聴者時間』からすればたかだか1~2時間の出来事なんですよね。
そこでなおさらの違和感を覚えてしまうんですよこれが。


もう一つ。
沙希と将吾の問題解決の場面。
ちょっとにやにやしてしまいそうな淡い恋愛模様ですね。


これはこれで嫌いじゃないんです。それはそうなんです。


ただ、どうしてもいきなり最後にとってつけたような展開に見えて仕方ない。
これは最終回に持ってくるより先週くらいで片を付けていた方がよかったのではないか、との思いを強く抱きました。


ん。そのあたりかな。



△▼△


うれしいこと、楽しいことの記憶だけが消えてしまうという、香織。
裏を返せば、哀しいこと、つらいことばかりを覚えているという、香織。

その中でも、トラウマに匹敵するクレープの記憶を、裕樹くんと一緒に食べる約束を果たすことで乗り越えて見せた香織。


うん、確かに、先週の彼女と今週の彼女は別人だよね。

どんどん前向きで、優しくて、ステキな少女に成長している。


俺と」「私と

友達になって下さい



再び自分を取り戻した裕樹くんと、彼を信じて今を乗り越えようとする香織。


もしかすると二人の物語は、ここからスタートなのかもしれません。



△▼△


そんなところで。
不満点もたらたら並べてしまいましたが、とても楽しめた一作でした。
スタッフのみなさまお疲れ様です。
これからもまたステキな作品を作って下さいね。