やっぱり発売前の予約での買い物は、Amazonより楽天ブックスの方がいいですね。

かなりの高確率で発売日に届きます*1ので、けっこう愛用しています。

Amazonだと発売日以降に通常便で発送してくることが大半ですから、どんなに早くても発売日の翌日なんですよね。

絶対売り切れないと確信できる代物については、発売日の午前0時過ぎに当日お急ぎ便を利用する方が早くていいですよ、と。



さておき。



わたしの大好きな男の娘ものマンガです。

全二巻の完結編ですね。



一巻目の方がとってもよかったんですよね。

主人公の小学生男子〈双葉ひかる〉クンが親戚のお姉ちゃん〈糸川彩〉のいたずらでいやいやはじめたはずだった女装が、同じクラスに転校してきた〈三浦勇人〉クンと関わることによって、ずぶずぶとのめり込んでいく過程がおもしろいの。



やがて生まれた、



女の子として扱われる快感。

女の子としての恋心に対する戸惑い。

女の子として男の子に告白された衝撃。



そう、いつしか勇人クンはひかるの女装姿のヒカリを、それと知らずに好きになってしまっていたのでした。



二人の関係はこれからどうなるの?



というところまでが一巻目。



二巻目はいわば、一巻目で生まれた幻想の“少女”が、現実とどう折り合いを付けていくかを描いている、そのままの流れを期待してたわたしとしては、ちょっとがっかり成分も含んだ一冊でした。



とはいえ、これはこれでアリだと思うんです。

たとえば、新キャラとして登場したひかるの秘密を知る少女の〈墨谷スミレ〉ちゃんは、ありがちながらもあくの強さが魅力の憎めないキャラです。

本当の女の子としてヒカリと対比されることで、今まで以上に男の娘のかわいらしさを引き出してくれたバイプレイヤーだと思います。



初めはひかるを煽って女装をおもしろがっていたはずの彩が、あまりにものめりこんでいく彼の姿に不安を覚えて、半ばはしごを外すような、冷や水を浴びせかけるような、突然に見せた半分大人で半分子供のような対応も、彼女の不安な内心がひしひしと伝わってくる自然な展開で悪くなかったと思います。



そして、これからどうするのか。



男の子同士の友達として勇人と接していくのか。

女の子として勇人とつきあいたいと思うのか。

あるいは……?



物語の結末と彼(女)の決断は、是非とも買って確認してみてくださいませ。



……な~んて、長々と語ってみましたけれど、だいじょうぶ。



ひかるクン(ヒカリちゃん)かわいぃぃぃぃ!!!!



って、単純にくねくねと萌えもだえて楽しめる一冊だと思います。

オススメ。





ひかるtoヒカリ(2) (IDコミックス わぁい!コミックス)

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*1:楽天ブックスの方では発売日到着の保証はしていない点に注意