もっとアイラと近づこう。

ツカサは彼女をデートに誘う決心を固める。

アイラもアイラで、ぽんこつなりにツカサの役に立とうと、公私にわたって今までやらなかった手伝いをはじめては、大失敗を繰り返すほほえましい少女の姿を見せていた。


そんな中、カヅキに浮かれて仕事をおろそかにしないようにと釘を刺されたツカサは、いつも以上に仕事に熱を入れてがんばって働いて見せた。

だがそれは、ようやく取り付けたデートの約束の日に、体調を崩してしまう結果へとつながってしまう。



不調を隠したツカサと出かけた遊園地。
アイラは過去のうれしかった思い出、悲しかった思い出と向き合いながら、いまを楽しむことを思い出した。

最後に二人で乗った観覧車からアイラが遠くに見つけたものは、ツカサとはじめて出会った社屋のエレベーター……。


そして、体調の悪さが限界を超えて、ツカサは倒れた。
アイラに看病をされながら、何かにつけて間の悪い自分の境遇を語る彼に、アイラは自分の寿命が残り一ヶ月であることを告白する。

もちろんツカサはそのことを知っている
ツカサが知っていることをアイラは知っている


それでも、自分の口から話すことは、まるで違った意味を持つ。



ここからはじめて、二人の関係は、大きく動き出したのだろう。



△▼△


アイラは自覚が薄い、あるいは故意に目を背けようとしているだけで、もう完全に恋に落ちているんだと思うんですよね。

ただ、ツカサはどうなのか。

彼にとっての、女の子と二人きりで付き合う恥ずかしさやうれしさとは別の気持ち……そこにあるものは、恋なのか、または同情なのか。同情は容易に恋へと発展する感情なのは間違いないと思いますが、現時点での彼は、アイラをどう思っているのだろう。

よくわからないんですよね。
そこが歯がゆくて、また、先の展開が楽しみで。


よく、御涙頂戴作とか、結末が決まり切ってるとか、そう評される事が多いこのプラスティック・メモリーズだけど、たとえそうだとしても、そこに至るまでの彼ら彼女らの心の動きは、わたしの心を強く揺さぶるのです


毎週がとても楽しみな、今期で一番大好きな作品なんですよね。


というところで、また来週。
あと、ミチルは乙女。覚えた。