きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜

競技ダンス
皆様、ご存じですか? 恥ずかしながらわたしは知りませんでした。

なにせ、プロレタリアートの代表のような、社交界とは無縁の家庭に生まれ育ってきたもので、いわゆる社交ダンスの技術を比べ合う競技があるとは夢にも思いませんでした。

それにほら、社交ダンスって、近年中学校から体育に導入された創作ダンスや現代風ダンスとは違い、なんだか、おじさまおばさま達の趣味、って印象あるじゃないですか(失礼ながら)。


高校生と社交ダンス


ちょっと、アンバランスな組み合わせだな、とか思っちゃったわけです。


そこでこの『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』です。
さすがにジャンプのまんがです。
ただ優雅なダンスで女の子と仲良くするだけのナンパマンガにはなっていません。


そう、ジャンプと言えば、作品のほとんどが、努力友情勝利の三本柱! +そこにかわいい女の子という、王道中の王道を貫き通すある意味漢らしいまでのワンパターンが魅力の雑誌です。


決してそこからはずれることなく、個性豊かなキャラクターたちが縦横無尽に走り回り、読者を飽きさせることなく疲れさせることもなく、軽く暑苦しくかなりほほえましく読ませてくれる、傑作の一本となっていると思います。


主人公は、勉強も運動もイマイチだけどやるときはやる心のまっすぐなちんちくりん少年。
ヒロインは成績はよくちょっと恥ずかしがり屋だけどどこか芋くささの抜けない幼なじみ系*1小柄美少女。

これだけでも、わたしはたまりません。
プロ作家の絵に他の作家の絵を重ねるのはもしかしたらしつれいかもしれませんが、とだ勝之先生系の絵といいますか*2、コロコロコミックに載っていても違和感のない主人公たち、いいですよね。

レッツ&ゴーとか、大好きですわたし。


いやまあ、例によって盛大に話がずれているので元に戻しましょう。


女の子と“合法的に”手を握れる」と聞いて競技ダンス部に興味を抱いた主人公の土屋雅春くんは、ダンス部の体験入部会場で(ぜったい土屋くんとは目的がちがうと思いますが)同じく入部希望の亘理(わたり)英里ちゃんと出会います。


濃すぎるながらも人当たりのよく面倒見のいい部長や、美人でスタイルもよく、同じくやさしく教えてくれる副部長たちにより盛り上がる体験入部会。


しかし、終わってみれば、誰も彼もが「私には無理」「別世界の人たちだよね」「あんなキレイじゃないし」と、他の部活へと去って行くのです。


そんな中、地味一筋の土屋くんもそう考えます。


自分たちよりずっとキレイでカッコいい同級生たちが及び腰の中、ボクにダンスなんて無理に決まっている。流されて、他の部へ走ろうとする彼の脳裏に浮かぶのは、亘理英里ちゃんのこと。


似合うとか、似合わないとか、そんなことを他の人はおもうかもしれない。
でも、そうじゃない。
ボクはやりたいことをやるんだ。やりたいことだけは自分で決めることができるんだ。


他の友達と同じく同じく、本当はやりたいダンス部をあきらめたと思ったわたりちゃんに「一緒にダンスやろうよ」と精一杯の声をかけた土屋くんは、立派な男の子でした。


同時にこの上ないピエロでしたが・・・・・・*3


そんな感じで、とってもいいマンガです。
ぜひ読んでみて欲しいです。



*1:そういう雰囲気なだけで実際は高校ではじめて主人公と出会っています

*2:もっとも、ヒロイン達以外は等身の高いキャラも多く、絵柄の引き出しは多い方なのだと思います。

*3:わたりちゃんは最初からダンス部のつもりだった