きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ハッピー・バースディ 新井素子

 

ハッピー・バースディ (角川文庫)

ハッピー・バースディ (角川文庫)

 

 

発売はず〜〜〜っと前の作品ですけど、なぜか読んでいなかった一冊です。
新井先生お得意の*1サイコホラー小説の傑作ですね。

 

結婚したばかりで幸せいっぱいの『文章を書くことに淫している』女性が主人公。
彼女が小説の新人賞を取ったときから、彼女の心の歯車がかみ合わなくなってきた‥‥。

 

‥‥って、日記のネタになるしわりと書いてるほうですけど、実は本の紹介って苦手なんですよね。まとめがヘタって言うのももちろんあるんですが、どこまで書いていいのか、そこの見極めができないんです。
amazon等にある*2紹介記事でのあらすじくらいは、だいたい誰もが許容する範囲のネタバレなんだと思いますが、実はわたし、その程度さえも見るのがいやなんです。
映画にしても、本にしても、ちょっとしたキャッチコピーや、印象的なカットとか、そういう部分だけで想像をふくらませて、できるかぎり情報をカットした状態で観るのが、読むのが好きです。

 

はい、もちろん、大外れ率高いです。

 

本の紹介のはずがなぜか脱線してるな。

 

というかですね、こうやって毎日駄文を書き散らしてるだけの、いえ、だけだからこそちくちくと突き刺してくるような、そんな内容てんこ盛りなんですよ。

 

たとえば『手記は総じて下品になる
手記と言えば、公開してる日記もそうなんですよね。
"私"が主語になると自己正当化に走ると‥‥これ、思い当たっちゃうな〜。

 

まあ、しょうがないよね。わたしは別にプロ作家じゃないし。

 

‥‥ほら、自己正当化。

 

で、おもしろいのはこの先なんですよね。

  • 『遺書ほど下品な手記はない』
    • なかなかいえないです、これ。
  • 『遺書から自己正当化を削っていくと、死ぬ理由がなくなった』
    • ‥‥目からうろこでしたね。
    • 治療や、教育にも、流用できるのかもしれない‥‥。


古いですけどオススメの一冊ですね。
好き嫌いのはっきり分かれる作品かもしれませんけど。

 

だって、大人って、理不尽な生き物なんですもん。

*1:いつ頃からか中心的な作風になってますよね

*2:おそらくは出版社が用意した