きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

これも名作

生徒会の一存

悲しいことに、けんぷファーと並んで不当に低い評価に甘んじているこのアニメ。
だがしかし、通して見ていくと、これが存外奥が深いのです。


物語の舞台はほぼ生徒会室に固定されていて、やることと言えば会議の名を冠した馬鹿話ばかり。これを「なんだくだらない」と言うのは簡単ですけど、それだけで話を進めていくのがどれだけ難しいことか。そこまで考えると少しは興味がわくのではないでしょうか。
少なくともアニメとしては今まで無かったタイプの作品だと思います。

なにしろもう、とにかくその辺徹底してます。
高校ですからイベントは一年中盛りだくさんなのに、それら軒並み全スルーです。
文化祭準備について話し合っていたと思ったら、突然文化祭が終わったあとに飛んで、反省会が始まるとか。たまにロケがあったと思ったら、旅行先ではなにもせずに、旅館でずっといつものようにしゃべっているだけとか。


うん、形式としてはアメリカのファミリードラマに多いシットコムに近いのかな。
たぶんそう。


よく言われる難点として、オチでムリヤリにいい話に持って行く、というところがあります。
この部分、主人公の杉崎をはじめとして、みんなみんないいひとすぎて、ここが逆に説得力に欠ける部分も多々あると言いますか……キャラクターみんなにこれまたムダに重い設定*1を背負わせすぎているのがよくない方向へ働いている、のかも。
あ、でも、いいこと言ってはいるんですよ。聞いておいて損はないと思う。


けんぷファーが一話目なら生徒会の一存は二話目が山です。
ここで切ったひとが多いと聞きます。


でもそれは惜しい!


確かに寒々しいパロは多い。痛々しい会話も多い。空々しい理屈もあるだろう。
しかしだがしかし!


そんなこんなで、12話でうまくまとめた名作だったと思います。
ちゃんと広げた風呂敷を畳むのって大事ですよね。広げるだけなら誰だってできるもの。

*1:家庭問題とかいじめ問題とか