前回に想像していたより数段気持ちの悪いお話でした。

 

善意の押しつけ。善意の裏切り者。本来の意味での確信犯。
子供じみたまっすぐで偏狭な一本気さに、ある意味感心しつつ冷めた目で見守る以外なかったかも。

 

音無は、もっとゆっくりと時間をかけてたくさんの大きな夢を実現したいと思っていたユイをだまし、目先の小さなことだけで満足したように錯覚させて“この世“から消し去っただけなんじゃないか。そう思えてならなかった。

日向の告白?もあまりにも唐突すぎて面食らうだけだった。
『ここで出てくるかな?』と思ったタイミングで湧いて出たからある意味予想はしていたものの、あそこまで「どうせ消えちまう相手なんだから適当言ってやれ」と受け取りたくなるような空々しいプロポーズが開始するとまでは想定外。つくづく底知れないアニメだと背中に冷たい物が走った。

 

……や、でも、そうなんだよなあ。年相応と言えばそうかもしれないんだよなぁ。

 

どっちも悪意はないんだろう、たしかに。日向にしても、ただでさえ興奮していた上に、そういう状態のユイを娶ることが現実的にどうなのかを考えられるような年齢じゃないんだろう。まあ、そういうものか。

 

と、例によって、子供を子供らしく描けているものなのか、それとも作者さんの本気がこうなのか、判断しかねるというところが結論かなぁ。先週のアレとか見ると後者っぽくも思えるんだけど、まだわかんない。あと、2回か3回だよね。そこのところは最後まで見てから判断しましょう。

 


お? そういえば今回、関根にセリフあったよね。はじめてかな?
実はこっそり一番好きなキャラだったりするのですけどね。なんでかって言われると答えに詰まるけど。

 

21:20 追記

もしや音無は天使ちゃんに利用されているだけかもしれない。ふと思った。
だってほら、彼の浮かれようって、初めて彼女のできた男の子のそれだよ。


そうか、そうだよ。
初めての彼女としかもつきあい始めと考えれば、彼女の言うことぜんぶ肯定して言いなりになるのも頷ける。役に立つところを見せようと張り切って彼女以上に熱心に働くのも当然だ。


よし、謎は解けた。


すべての黒幕はやはり天使ちゃん!


……や、彼女にしても、音無がこんなになついてこびへつらってくるとは予想外だったのかもしれない。不幸な偶然とも言えるかも。