俺とこの世界に残ろう

 

音無汚ええええええええええええええええ!!

 

なにこれなんなの。
こんな卑劣な主人公キャラっていままで存在しただろうか。

 

まあいいよ。心変わりはいいよ。
死にたくないもんね、ふつー。音無の戯言に耳を貸して消えていった他の連中が異常なんだもん。
だけどさ、なに。心変わりしたことを残った友人にも打ち明けずに「あとから行くから」って嘘をついて、心変わりを責められることから逃げるために皆殺し?

 

 

こいつ、日向になんて言った?「俺が先に逝ってもいいぞ」だよね。
日向がそれを拒むことを予想した上で言ったわけだ。うわ、さいってー。

 

なにが「これからやってくる連中のため」よ。
奏と一緒に居たい? 嘘だ。それだって嘘だ。
最後の最後になって怖じ気づいて死にたくなくなっただけ。その理由を奏にすることで自分の卑怯さと向き合うことからすら逃げただけ。

 

と、まあ、すばらしいアニメだったと思います。
こんな見苦しい最低の下衆野郎が主人公のアニメに出会えたのは、実に貴重な経験でした。

 

ただ、残念だったのは、なぜ“成仏することが正しい”のかに対する答えが最後までなかったことです。これがなんらかの宗教的バックボーンでもあるならば、解説の必要はないんでしょうけどね。キリスト教ならそのまま天国で暮らすとか、仏教ならば転生を繰り返し修行を積んでいつか浄土にたどり着けるようにとか、なんでもいいんですけど。

 

ただでさえそういうものがない上に、最後の最後に言ってた本人が裏切るんだもん。ねえ。

 

追記あります