きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

RAINBOW 二舎六房の七人 第16回 『Hidden』

Hidden……隠された、とか秘密の、とかそんな意味ですね。
そういえば、Detect Hidden なんて呪文がありましたっけ。隠れている敵を探り出す術ですね。




マリオが少年院に入ることになったきっかけは、当時、同級生だった少女・淳子を暴行ようとした教師に、大けがを負わせたせいだった。


それを調べ上げたバレモトは、被害者の女性に接触を図るよう、ジョーとキャベツに指示を下す。
彼女にそれを証言してもらって、マリオが決して狂犬のような男ではないことを証明したかったから。



しかし、ちがった。
淳子は暴行されそうになったのではない。暴行されてしまっていたのだ。
当時の彼女には、それを話してマリオを救う勇気がなかった。そしていままた、事実の露呈を恐れてマリオを救うための上申書へのサインを拒否する。


仕方がないと思う。
勝手だ、それが恩人に対する仕打ちか、恥を知れ。
話を聞けば、そう罵ってくるひともいるかもしれない。だけど、わたしは仕方がないと思った。


いまでさえ性犯罪の被害者がそれを公にするのにどれだけの勇気が要るか。ましてやこの時代……糅てて加えて、彼女はこの時代で大学に通っているような生粋のお嬢様なのだ。誰かにことが知れたら取り返しが付かないことになるかも知れない。


一方、バレモトは、スッポンとヘイタイが力業ながらに手に入れた今回の暴行事件の『被害者』に書かせた上申書を携えて検事の元へと赴いていた。



しかし、検事は上申書を「被害者を脅迫して書かせたなと」言い破り捨てさらにこう言い放つ。



「我々はおまえたちのようなクズのために命がけで戦争で戦ったのではない」


バレモトは返す。

あんたたち大人が始めた戦争で俺たちはこうなったんだ!


言い訳かもしれない。甘えかもしれない。本人が言うべきことではないかもしれない。
だが、全く理のない言葉でもない。


検事が、バレモトの話を聞くだけは聞いてみようとようやく態度を軟化させたとき──



「わたしがお話しします」


今度は淳子がマリオを救った。マリオの友人達の心に打たれて、一所懸命さにほだされて、一生心の奥底に沈めておきたかった忌まわしい記憶を検事の前ですべて告白した。


罰金:800円


それが、マリオに下った略式命令。



彼は誓った。この親友たちへの大きな借りは、一生かけて返そう。
こともなげに仲間なんだから当たり前だと言う友を見てそう思った。



いいですね。一生の友達……それこそがどれだけのお金があっても得ることのできないかけがえのない宝物だと思います。



……検事の戦友がバレモトの父だった、という裏話もあるんですよね、今回。
これはちょっとやり過ぎでできすぎで蛇足だったんじゃないかなぁ、と思いました。
そこだけ残念だったかも。