きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

RAINBOW 二舎六房の七人 第17回 『Parting』

parting──別離。分かれ道。新たな旅立ちを意味することもあるとか。


マリオと節子とのことは既に終わったこと、と思っていた。
でも、マリオはそう簡単に割り切れるほどに大人になってはいなかった。
それどころか、さらに募らせた思いが抑えきれなくなっていた。



一方の節子にしても、もちろん結婚相手がとてもいいひとだとわかっていても、それでも本当に好きな相手は別にいる。その最愛の彼に強く抱きしめられ求められたら、拒むことなんてできない。



ただ一度きり、夜が明けたら冷めてしまううたかたの夢だとわかっていたとしても、いまはそれにすがり優しく力強いぬくもりに包まれていたい。そう思うのは女として当然だろう。


そう。夢。
目覚めとともに消えて無くなるはかない幸せ。



彼女はその思い出を胸に、いい妻に、いい母になって幸せに暮らしていくことだろう。
彼はそんな彼女の幸せを遠くで祈りながら、胸を張って新しい道を歩き出すだろう。


決して再び交わることのない別々の道を歩き始めた若い二人に幸あれかし。






さて、一方のバレモトも、いま大人の階段を一歩駆け上がろうとしています。



ああん!!



もとい。



こっちのおねーさんと、ですね。
……実はこのおねーさんは男、ってオチを予想したものの大外れでした。



よかったね、バレモト! 冬コミの二日目でおもちゃにされなくてすんだね!


そして、ジョーです。
彼は、とあるジャズ喫茶で欠場したボーカルの代理として歌ったことで、大きなチャンスをものにします。芸能プロダクションのスカウトに才能を見出されたのです。
ここでつくづく思ったのは、下積みって重要だな、ということ。だって、ジョーが今回代理として出場できたのは、他のバンドでボーイをやっているからなんですよね。ボーイなんて歌や楽器の修行にはぜんぜんならないんだからやっても意味がない……そういうものじゃないんですよね。その業界で食べている、それそのものが、資産になるんですよ。



自分がどんなに才能があるんだと思い込んでいても、事実才能があったとしても、それを他人に認めさせるには、チャンスをその手に掴むには、後ろ盾となる経験が必要ということですねー。


うんうん。勉強になる。


そして、才能と努力だけじゃのし上がることも難しい、ということも。



彼がおじさんおばさんに狙われたのって、これで何度目だろう。三度目?
まあ……ジョーは美少年ですしねぇ。