きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

薄桜鬼 〜碧血録〜 第19回 『天道の刃』

慶応四年閏四月*1五日。斉藤一松平容保に拝謁を賜ります。
会津藩の藩主でもある容保は、大政奉還まで京都守護職として京の治安を担当してきた身であり、新選組がまだ壬生の浪士組と呼ばれていた時から彼らの後ろ盾となって懇意にしておりました。いわば新選組にとっての恩人であり、直属の上司であり、もっとも敬っていた幕府の重鎮の一人です。
その謹厳実直で公平無私な人柄は時の天皇陛下の信頼も厚く、国内の混乱と同様に揺れ動く幕府と朝廷の仲を取り持つ楔でもありました。
もっとも、そのマジメさが災いして、陛下を取り巻く貴族の方々には覚えが良くなかったとも言われます。要するに賄賂をばらまくようなことをしなかったわけですね。非常に有能な人物だったのは間違いないものの、いまでいうロビー活動については、まるで下手だったようです。


さて、本題。
武士の魂とはなにか。羽織か、鎧か、それとも刀か。
そうではない。武士の魂とは文字通り己の心に宿るもの。たとえ洋装に身を包もうと、剣に変わり銃を取ろうとも、武士たらんと生きるものは武士なのだ。



斉藤一は、そう教える。
形式にこだわるあまり本質を見失っていた会津藩士の正木に、自らの命をかけて背中で語る。


中身が伴ってなければうわべだけ立派に取り繕ったってダメ、というわけですね。その通りです。
ただ、うわべを取り繕うことで中身もそれに染まっていくことは往々にしてあります、というより自然なことです。学生が学生服を着るのも、警察官が警察官の制服を着るのも、ファミレスだってコンビニだって、医師や看護師の白衣もそうだし、OLの制服も。もっと言えばサラリーマンのスーツだってそうです。それを着ることで「らしさ」を自他共に感じることができるようになるわけです。


よく言うじゃないですか。
「中学生らしい格好をしろ」とか。それに対してまた言うじゃないですか「詰め襟やセーラーが中学生らしいのか?」とか。


Yes!


”らしい”んですよ。もちろんそれがその学校の制服ならばね。


コンビニ強盗にアルバイトの学生が立ち向かって殺された事件……過去にありましたよね。あれ、なんででしょう。なんでたかだか*2バイトで自分のモノでもないお金に命をかけたのか。また、そこまで大げさじゃなくても、バイト先での万引きに激しい憤りを感じるとか。これも自分の責任になるわけでも損になるわけでもないわけですよね。なぜでしょう。


ひとは立場が作る、身なりは立場を表す。
まあ、そういう話ですね。


おお、久しぶりにすげー脱線したなぁ。


戻る。
斉藤はここで土方と別れて会津藩と共に戦い抜くことを決意します。
この後、新政府軍の猛攻に耐えかねて容保が*3降伏したのちも斉藤は抵抗を続けますが、容保の説得により投降、のち、謹慎。結果、彼は明治の時代を生き続けることになります。超有名所の新選組隊士の中では唯一の生き残りになるのかな? おそらく本人は命を惜しんだりしてはいなかったことと思うけれど。


斉藤さんについてはもっと語りたいことがあったんだけども、次週以降……もう出番ないかなぁ。


そういえば、今週は土方さんも千鶴も見事なまでに空気だったね。



たしか土方の怪我は治るまで2,3ヶ月くらい長引いてたんだったかな。
来週からはまた活躍が始まることでしょう。


では、また来週。

*1:この年は閏月があり四月が二回ありました

*2:好きな言葉じゃないんですけどここはあえて

*3:会津藩