きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

屍鬼 第19回 『第悼と柩話』

ついに虐殺が始まった。
虐殺──自分たちの身を守るためだ。あいつらが先におそってきたんだ。
確かにそうだ。だが、虐殺は虐殺だ。


「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」


尾崎医師は実に優秀なアジテーターだと思う。



△▼△


誰もが皆狂っている。
この村そのものが狂っている。



戦おうとする者、逃げようとする者、隠れようとする者、耐えようとする者、助けようとする者。


そして、裏切ろうとする者。


静信が何を考えているのかまるでわからない。



屍鬼と化した父をためらいなく殺そうとする少女がいる。
屍鬼と化した母に自分の血を分け与える娘がいる。


どちらが正しいかなんて誰にもわからない。


いくら“起き上がり”と言えども実の子供を殺せないと去っていった人たちに尾崎は言う。
「彼らは事態を甘く見ている」
屍鬼となった妻をその手にかけて人体実験を行った彼にはそう言う資格があるのだろう。


だけど、たとえ人の世の害悪にしかならない存在になってしまったとしても、自分の子供を守りたい。死なせたくない。そう思うのは親にとって当然のことだろうと思う。悪いことをしたんだからどうぞ殺してください……わたしにはこんな親を尊敬はできない。


もっとも、彼らは違うけどね。
彼らは「わたしは逃げます」と言って去っていった。
それはどういうことだ。自分で手にかける勇気はない上に、子供を守ろうとする気概もないってことじゃないか。
なにそれ。


まだ怖いから逃げる、と正直に言ったほうが男らしいよ。


そんな感じ。
来週が待ち遠しいよね〜、ホント。予告の絵を見てるだけでどきどきするもん。