きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

アマガミSS 第23回 『絢辻 詞編 第三章 プライド』


あなたになにか一つでもあたしに勝てるところがある? 恥って言葉を知ってるなら自分の人生を振り返ってからにしてよね!



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


「あなたをわたしの物にします!」

あなたといるとうれしいし楽しいの。できればずっと一緒にいたい



これは契約の証


ええええ?
なんだこれ。
なにこれ。
どうしてこうなった。


上の二つは連続しています。その間になにか別の事件らしいものは一つもありません。
作品内の時間としてもおそらく一時間は経っていないはず。


こんな急デレは生まれて初めて見たぞ……ヨスガノソラもびっくりだ。



△▼△


この子は、並より強気で攻撃的な性格を、必死で抑圧して長く暮らしてきた。
それはなぜだろう。
攻撃的な性格は臆病さと表裏一体になっていることが少なくない、ということを、彼女は知っていたのかもしれない。臆病さを隠すためにおとなしいふりをする必要があったのかもしれない。



しかし、そのメッキが最近はがされはじめてきていた。
誰あろう、我らがヘンタイ主人公・橘純一の手によってだ。


今までの彼女なら、冒頭に挙げたようなきつい言葉を級友に対して発することはなかっただろう。心の中では毒づきながらも、鈴を転がすような声と気弱な笑顔とで、場の空気を和らげてことを納めていたに違いない。


でも、それができなくなっていた。でも、そうすることを橘純一は望んだ。
ちがうな。彼女は彼がそう望んでいると考えた。


その結果が、二重人格を生んだんだと思う。
まじめで心優しくたおやかで華奢な絢辻詞と、打算的で鬼神のごとき容赦のなさを見せ自信に満ちあふれた絢辻詞と。



これもちがうな。おそらく彼女は自覚して演じているだけなんだろう。
人格はあくまでも一つなんだろう。


もともと人間には“地”なんてものはない。
誰かがそれを地だと認識すればそれが対象への評価となるだけの話。
絢辻詞はどこまで行っても絢辻詞に過ぎない。


まあそうはいっても、自分の好きになった相手の性格がかわっちゃったらヤだよねぇ。
当然だわ。がんばれ橘純一! キミのヘンタイパワーなら彼女を怒らせることがきっとできる!
怒らせればいいってものでもないだろうけど。


では、また来週。