きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

ヨスガノソラ 第12回 『ハルカナソラヘ』


こと恋愛に関して言えば、覚悟を完了してるのはいつだって女の子のほうだけだと思う。難しい問題にぶつかったときに逃げ出してしまうのはまず男の子の方だ。そのときの常套句は「現実はそんなに甘くない」だいたいこんなものだろうね。ハルもそうだった。


じゃあ、女の子の終えている“覚悟”ってなんだろう。すべてをなげうっても男と添い遂げようという気持ち? キレイに言えばその通りだけれど、裏を返せばこれは現実逃避でしかないのかもしれない。そらがそうだった。


兄と妹。決して許されない二人の関係。誰も祝福なんてしてくれない。法律だって結婚を許さない。


だけど二人は、離れない道を選んだ。
お金もない、頼れる身内も誰もいない外国に、二人きりで渡り暮らしていくことを選んだ。


これは本当に正しい選択だったのだろうか。



そらちゃんは本気だよ。それでも別れる? それとも、だからこそ別れる?




ハルちゃんにとってはこれからが戦いだよね。でもわたしにはハルちゃんが間違っているとは言い切れない


別れを選ぶことが正しいと信じているのに、別れず二人で生きることを選んだハルを間違っていないと言う。
一見すると矛盾を感じるようなふたつの言葉は、だけどそうではないのだと思う。
だってきっと、メガネはいちばんそらに近いところにいるのだろうから。
そらには選択肢なんて最初から無いことがわかっているんだから。


いいも悪いもない。そういう問題じゃない。
この結末を選んだのは、ハルだ。そう、わかっているんだから。


あるいは、去っていった兄妹を思って委員長が叫んだこと。



気持ちだけでしちゃっていいなら、わたしだってやりたいことはいっぱいあります!


とても高いモラルを持ち強い自制心とともに生きている彼女の目には、ハルとそらの逃避行はとうてい認めることのできない愚行に写るのだろう。
きっと、心の底では二人の友人の幸せを願っているけど、その気持ちすら認めたくないんだろう。


わたしは、と言えば、おそらく後者に近いのだろうな。
ああ、モラリストを自称するつもりなんかないよ。ただ頭の作りが古いんだけだと思う。
こんな、決して自分では選ばない道を、相手にも選ばせない道を選んだ二人が、もしわたしの友人だったとしたら、そうだな。たぶん、ばかなことやったもんだと頭を抱えるだろうな、と。



だけどね。選んだんだから。選んじゃったんだから。
幸せになれよと、そう言ってあげたいよね。


さて。
ん。おそらく原作通りなんだろうけどね。単純なハッピーエンドでみんな幸せ♪ な結末にならなくてよかったな。
いい意味でも逆の意味でも最後まで楽しめたアニメだったと思いますです。


ああ、いい最終回だった。