きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

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やあハチ」 「元気かい?



道行く人がみな優しい声をかけてくれる。

駅前のホットドッグ屋や肉屋はおいしいご飯を食べさせてくれる。

だけど、愛しい主人は帰ってこない。

昨日も一昨日も、そのずっと前から待っているのに。



でもね、ハチ。

明日も、明後日も、その次の日も、もう二度とご主人は戻ってはこないんだよ、ハチ……。





△▼△



と、有名な忠犬ハチ公のハリウッドリメイク版映画ですね。

日本での劇場公開時にも好評を博していましたから、すでにご覧になっている方も多いでしょう。



わたしは最近テレビで初めて見ました。年末だからいい映画が多いですよね。

それこそ、見るのがつらいくらいいっぱいありますよ。



お話は冒頭にあるように、誰でもご存じのハチ公の筋そのものです。ほとんど本筋でいじられている部分はないと思います。

飼い主は大学の先生だし*1、大きな家で悠々とハチを暮らさせていたし*2、飼い主の死後に住んでいた家が無くなってしまったのも同じだし、ほぼよく知られている範囲の部分で、実在のハチの生涯を上手にアメリカでの生活に上手にアレンジしてあると思います。



この映画のおもしろい特徴は、ときどき人間の視点とハチの、犬の視点に切り替わるところでしょうか。

犬視点に切り替わったときには、モノクロに近いような、色の淡い映像になるんですよね。犬は強度の色弱だとされていますから、それを表現しているんでしょう。

なるほど、おもしろいのと同時に、誰の目が見ている風景か一目でわかる利点もあります。



あとは、例によってあやしい日本観も楽しみの一つですね。

どうにも日本人の顔じゃない知人の日系人とか、彼とともに嗜んでいる謎剣道とか*3、うさんくさいことこの上ないです。





△▼△



この映画で感じるのは、命のはかなさあっけなさ、でしょうか。

朝にほほえみかけてくれたひとは、夜にはもういない。そんな、喪失感。



前に話したかな。わたしの知人に、いつお迎えが来るかわからないからペットは飼わない、と言っているおばあさんがいます。

だけど、自分が死ぬことなんて考えたこともないような年齢のひとだって、いつ何があって亡くなってしまうかわからないんですよ。

ホントに、別れっていつでも唐突なものなんですよね。



まあ、今日はほかに書くこともないので、なんとなく書いてみましたが、とってもいい映画です。

機会がありましたらどうぞ、っと。



さてさて、次は何を見ようかなー。


*1:実在のハチは東大教授に飼われていました

*2:日本のハチも大邸宅住まいでした

*3:スポーツチャンバラを竹刀でやってるように見えた