きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

フラクタル 第10回『僧院へ』


クレインは、生きた人間に銃を向けて引き金を引きました。
たまたま先に他の人が敵を殺してくれたために、彼はだれも殺さずにすみましたが、それは単なる結果論です。
彼も、彼が軽蔑していた『目的のためには殺人さえ厭わない』人間になったのです。


そうまでして彼が助けようとしたのは、もちろん一人僧院へと向かったフリュネです。
彼女のやり方は、まったくもって愚かの一言。
自分が捕らえられたら終わりの超重要人物だということが全く理解できていない。
話せばすべてが解決すると思っている。
血縁者は自分に手出しをしないと思っている。



そう。女の子はねー、バカだから
いやもう、頭に血が上るとどーしようもないね。
自分だけ犠牲になるからネッサを見逃せと言っても、僧院はその二人をセットで手に入れるのが目的のわけで、交渉にもなんにもなっていないんです。ネッサに手を出したら自殺するとかもそう。ネッサが手に入らないのならフリュネにはまるで価値はないんです。死のうが生きようが関係ない。
それも知っているはずなのに、頭からすっぽり抜け落ちている。


でもそんなところが女の子でかわいいですよね。


当然のように、モーラン祭司長はフリュネの話になど耳を貸すつもりもありません。
なぜなら、彼女はなんとしてもフラクタルを再起動して、世界を救わなければならない。



人間たちに復讐するために。


そうか、フラクタルに頼り切った奴隷のような人間たちをさらに増やし今後も安定して管理していくことは、彼女にとって自分を虐げてきた人間に対する復讐になるわけか。世界を救う名目で人間たちを家畜のように飼育していくことができるわけか。


なるほど。


そしてちょっと、昨今の自分の置かれた状況と比べてみたりしたわけです。


フラクタルが完全に動作している数少ない都市と、フラクタルの恩恵が得られない見捨てられた土地の対比は、まるで計画停電のない東京と、毎度毎度真っ先に暗闇に落とし込まれる我が家の周辺の関係を想像せずにはいられませんです。



もっと光を! 完全なるフラクタルを!!


だれに奴隷と言われようが、フラクタルを求めるこの世界の人々の気持ちは、わからないでもないですねぇ。



△▼△



ああああ、ぶっとばしてええええええええ!!!!
気持ち悪いってこの親父もうマジで。


やっぱりフリュネに気色悪いことしてやがったのか。
モーランもそうだったんだろうね。そりゃ恨むわ。人間全部が憎悪の対象になったってムリないわ。


これは、フリュネにとってなによりクレインには見られたくない知られたくないことだったに違いありません。もしかしたら、それもが彼女が一人で僧院へ向かった理由の一つなのかもしれない。そうも思います。


さて、決着は間近ですね。
まさかフラクタルが再起動することはないのでしょうが……どういう結末に持っていくのでしょう。


みんな助けてくれるコンピュータがなくなって途方に暮れています。
ロストミレニアムが中心となって人々を導いて新しい世界をともに作っていきましょう!
こんなんで終わるとは思えないし、どうなることやら。