いよいよこれゾンも最終回です。
激しいバトル繰り返してきた歩たちには休息が必要なのでしょう。
そんなわけで、室内プールで水着回です。
しかし、そこは『これはゾンビですか?』ですから、ただ、お気楽にキャッキャウフフしているだけでは終わりません。
生き馬の目を抜くアイドル業界を鋭くえぐった問題作となっているかと思えば、
魔力封印機のように、ちょっとそれは……みたいな、思わず「え〜……」と顔をしかめてしまような、その設定をぶち殺す! 的要素もふんだんにまき散らされているわけですよ。
そんな風にね、悪のりしすぎな最終回ではあったけど、シメるところはきっちりシメてきたのは高評価です。
うん、そうなんだよ。知ってはいけない、知りたくなかった現実に巻き込まれたけれど、それを無かったことにしてやり直したいなんて思わない。
多くのものを失ったからこそ、得たものもたくさんあるのだから。それ以上に大切なものをこの手にしたのだから。
そのいとおしいものをぎゅっと抱きしめて、これからも生きていこう。歩はそう思う。
死んでるけどね!!
最初は自嘲的に言っていたであろうこのセリフも、いまではきっと胸を張って言えるようになっているんだろう。
わたしはそう思います。
細かいところで……いや時折ちょーでっかいところで問題や不満はあります。ありました。
それでもアニメオリジナル展開としてきっちり完結させてくれたことは、ファンの一人としてうれしく楽しく思います。
スタッフの皆さんおつかれさま。
楽しい時間をありがとうでした。