きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

夢喰いメリー 第13回 『夢、ふたたび』


河波千鶴の夢と心と、夢魔レオンの命を犠牲にした一撃は、ミストルティンには効かなかった。
何人もの夢の断末魔を“心を殺して”黙って眺めていることしかできなかった日々は、結果的に全くのムダだった。
なんという悲劇。いや、喜劇か。
残されたのは、自ら本当の意味で心を殺し、無残にも抜け殻となった千鶴の身体だけだったのだから。


そのあまりにも強大なミストルティンの力は、唯一戦意を喪失していなかったメリーさえも飲み込もうと襲いかかった。
彼女の作り出す『絶望のつぼみ』は、いとも簡単にメリーを飲み込んだ。そこに囚われた者は、自分自身の中にある絶望に押しつぶされ、身動きが取れなくなるという……。



メリーにとっての絶望とは、夢路に信じてもらえなかったこと。そして、信じてもらえなかった自分




△▼△



つぼみから彼女を救わなければ。
夢路は思う。
夢の世界では思う力の強さが戦いでの強さにも直結する。
俺の夢は……もっとも強い思いはなんだ……。


思い当たった答えは「あきらめないこと


それが、夢路の“”だった。


……あきらめないこと?
それって目的じゃなくて手段じゃ?


正直なところ、ここぴんと来なかったですね。
なんか、おかしくない? そんな思いが先に立ちました。



でも、話が進むにつれて、彼は思いをうまく言葉にできていないだけなのかも、と解釈することができるようになりました。
未だ将来には漠然とした目標しかない彼にとって、今現在最も成し遂げたい思いを夢と言ったのでしょう。
それは、この絶望的な状況でも絶望しないこと。絶望せずに、勇魚を、友を守り抜くこと。


それが夢でありあきらめないこと、なんでしょう。きっと。


夢路の夢に住む夢魔・ジョンの武器を手にして夢路は最狂の夢魔へと戦いを挑みます。
その姿はエンギを傷つけられて意気消沈していた由衣の勇気まで呼び起こし、つぼみの中で自分の絶望に縛られていたメリーすら立ち直らせるに十分なものでした。


かくして、夢路たちは勝利しミストルティンの野望は潰えることとなります。
彼らは勝利したのです。あ、途中でわかりますけど、実は千鶴たちの思いもムダじゃなかったんですよ。よかった。



△▼△


そうですね、今回で言えば、メリーの覚醒の唐突さには面食らいましたし、シリーズ全体で言うと、河波千鶴の登場がこれまた唐突に感じていました。これは原作に沿ったストーリーが途中から唐突にオリジナル展開と変化したせいでしょうか?
うん、このアニメの問題点は「唐突」ばかりだったところなのかなぁ。


でも、わたしオリジナル展開自体は好きです。おもしろければ、ですけど。あんまり原作そのままやることを望まないタイプなんですよね。
一年二年と腰を据えて放送するつもりならともかく、いまのアニメはほとんどが3ヶ月、長くて半年で終わりですもんね。だけど、アニメ化するような話はたいていそれじゃ収まらない長さです。
どうしてもいじらなきゃならない。なら根本的に作り替えたっていいじゃないか。おもしろくなるならね
ハンパに原作をなぞってるだけで作品の根幹からぶちこわしてるようなのは論外ですけど。


そだなぁ……80点は行かないと思う。75点? うーん、70点を下回ることはないかな?
わたしの本作への評価はそんな感じでしょうか。



てっきり夢路の力のおかげで河波が心を取り返したりしちゃうのかな? なんて思ってたけど、それやらなかったのは高ポイントですね。悲しいことだけど、レオンもあのまま消えてなきゃダメです。それをやらずに、



人間は何度でも夢を見られるんだからさ


おそらく作品のテーマを語っているのだろうこのセリフは、あり得ませんものね。


そんなわけで、スタッフの皆様お疲れ様でした。
好き勝手言ってましたけどいつものことなのでご容赦を。
けっこう楽しかったです。ありがとう!


よーっし!! 冬アニメこれでぜんぶ終了!! 疲れた!!
あ、ヴィクトリカは2クールで継続だけどさ。