ラボに岡部が持ちこんでいたはずのIBN5100が消滅した。紅莉栖がこれをバタフライ効果によるものと考察してみても、それで失われたものが見つかるわけでもなく、宝探しは振り出しにと戻った。
そんなとき、まゆりの何気ない一言が岡部の忘れていた記憶を呼び覚ます。柳林神社にIBN5100を持ち込んだのは恐らくフェイリスの父……。
情報を求める岡部にフェイリスは交換条件を出す。『タイムマシンを自分にも使わせて欲しい』と。


いや、これ、すごいかも。
少なくとも、表現の面、演出の分野では原作のゲームをはっきり越えたと言えそう。
原作はほとんど動かないノベルゲームなんだからアニメの見せ方の方が凄いのは当たり前だって?


ちがう、そういう話じゃない。動けばいいってもんじゃない。


どうでもいいところをいじって安易に萌え化したりするんじゃなく、いいところをさらによくするための最低限の味付け。これこそ最高のアレンジだと思ったよ。



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おー、まゆしぃの制服姿だ。
これゲーム中じゃ見れなかったんだよね。こういうのもアニメのいいとこだよね。
どうせならバイト後にウィッグを外すところも見たかったよねぇ?
つけてるときとつけてないときだけで、途中がないもの。


まあ、あれの付け外しってば、あんまみっともいいもんじゃないけどね。



おー、ルカ子の制服姿だ。
これゲーム中じゃ……って、オイ。


しっかり女の子になっとるやん!


いやさ、冒頭で岡部が『ダルのフェイリス杯での敗退やルカ子の件を含め過去改変が可能かどうかの精度には問題がある』みたいなこと言ってたからさ、え? マジ? ルカ子の生まれ変わりってめっさ重要なとこなかったことにしちゃうの? 尺が足りないとか? なんとか詰め込めよぉぉぉ!!


みたいに思ってたのよ。
したら、これじゃん。不意打ちじゃん。
そうか、岡部は先週の話からしっかりと誤解したまま続いてて、ここで視聴者にだけネタバレと。


まゆりの言ってた『今日は登校日だから制服』って伏線にもなってたわけだよね〜。
うん、ちょとだまされた。やられた。


でもさ、こんなにキュートなんだから、ちらっと見せるだけじゃもったいないよね。
今回に限りそうでなきゃいけないのはその通りなんだけどね。でも、もっとばーん! と売り出すべき!
せっかく念願の女の子になったんだものねぇ。



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そして、あと、ラスト。
萌えショップが一軒残らず消え失せ変わり果ててしまった秋葉原の街並に、自分のしたことの恐ろしさに自ら震える岡部の気持ちが、こちらにまで伝染してくるような強烈さだったよ。
原因は、間違いなくフェイリスに送らせたDメールだ。文面を考え送ったのは彼女だけど、Dメールの威力を一番、そしてただ一人完全に把握していたのが岡部だもの。送ることを認めた時点で、全責任は彼にあるのは間違いない。




そういえば、何年前くらいから秋葉原はそういう街になったんでしたっけね。
昔はホントに電気屋さんしかなかったと言うしね。


まあ、わたしはどちらにしても一度も訪れたことがない街なわけですが。


そんなわけでおもしろい! 今週のは特に良かった。
目を泣きはらした助手もいい。途方に暮れていた萌郁もいい。みんないい!


来週はもっとおもしろいにちがいないぞ! 期待しつつ、終わり!!