きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

俺たちに翼はない 第11回『妹萌えという概念を知っているか?』


グレタガルドなんて無い』羽田は明日香に突きつけられた現実を受け入れることができずに、かの世界へと旅立った。呆然とする明日香に、入れ替わりに現れた千歳は『もう羽田は戻らないし、もし戻ってもキミには会わせない』と冷たく言い放つ。羽田を守るために生まれ存在していた彼にとって、明日香のしたことは許すことのできない大罪だったのだ。
どう考えても絶望的な状況。だが、明日香の逆ギレにも等しい暴力行為は、千歳・成田・伽楼羅の三人格をその拳で次々と叩きつぶした。……羽田は、身の危険を感じてやむを得ず戻ってきたのだ。

似て非なる二人


なるほど、明日香が羽田と似ていると言ったこと、明日香が自分一人しかいないときに話しかけていた相手がいたこと、その謎が解けました。彼女にはイマジナリー・コンパニオン*1がいたわけですね。


あ、これ、明日香もそう思っているように、よく多重人格とごっちゃにされます。たしかに両者に共通する部分も多いんですけど、多重人格は存在の自覚の有無はさておきあくまでも自分です。対して、イマジナリー・コンパニオンは友人です。別人*2なんです。
身もふたも無い言い方をすれば、どちらも脳内の生み出した幻かもしれません。だけど、存在の意味は、まったく異なります。前者は病気であり反社会的行動の元にもなりかねないもので、後者はほとんどの場合子供の成長の一過程であり何の問題も無いまま消えていく……明日香の“友人”もそうでした。


ちなみに、脳内嫁とイマジナリー・コンパニオンもまったく違うので、誤解なきよう!
アレは、どちらかと言えば多重人格に近いんだよねぇ……。



ていうか、真剣にそれを信じている羽田の妄想を全否定とか、明日香さんマジでやばいことしてくれました。たいていこれって病状が悪化する原因なんですけどね。愛の力はそれにも勝ったと言うことでしょうか。いや、愛、かなぁ? やっぱりどうしても明日香の気持ちって、普通の男女の愛とは思えないんだよね。


千歳が指摘してたように、ほかの人には見えない自分だけの世界を持っている羽田に対し、同じ“病人*3”として共感を覚えただけにすぎないんだろうなと。傷をなめ合う仲を求めているだけなんだろうなと。


きっかけはなんでもいいといえば、まあそうなんですけどね。あまりにももろい繋がりに見えて仕方が無かったり。心配しすぎかなぁ。



また戻ってこなくなったら、殴るよ?


うん、いい笑顔。
やっぱり、だいじょうぶなのかもね。

世界の真実


さて、グレタガルドとはなんだったのか。それは、羽田が幼い頃に発売されていた『ウィングクエスト』というRPGの舞台世界の名前でした。
そして、イーグルも、ファルコンも、ガルーダも、ホークも、そのゲーム世界のプレイヤーキャラの名前を無意識のうちに拝借して自分の妄想世界に組み込んでいたものに過ぎなかったのです。


つまり、千歳鷲介も、成田隼人も、伽楼羅も、ホーク……羽田鷹志も、架空の世界を元に名付けられた非実在青少年ということ。ここからも羽田の人格が後から作られた副人格の一つであることが窺えます。


羽田が戻ってきた? いや、ぜんぜん戻ってきてないのかもしれない。
明日香が羽田だと思っている少年は、“ホーク”なのかもしれない。


……ぜんぜん大丈夫じゃねえなぁ。

落とし神さま降臨


一言に妹萌えといっても、様々なタイプがあります。義妹、親友の妹、年下の幼なじみ、妹のような後輩……


おいこら桂木桂馬、何語っちゃってんだ。



頼りなくて妹っぽい年上の女性。女装趣味の弟っていうのもあるよね


ねえよ!!



待て、ぜんぶ実の妹じゃないだろ!


そうそう、言ってやれ言ってやれ。



そう、妹萌えにとって最も禁忌とされているのが実妹です


え、なにそれ。ふつーに妹萌えって実の妹なんじゃないの?
マジまったく理解不能だけどさ。


そのあとも、実際に妹がいると実妹には萌えを感じないとか、それどころか嫌悪感しか感じなくて妹ゲームはできないとか、果てしなくどーでもいいことで盛り上がる三人……。



なんだあれ


明日香ならずとも呆れはてて相手にしたくなくなる気分に……。

終わりに


すべてが明らかになったようでまだ一番重要な部分がすっぽりと抜け落ちています。
恐らく本番はこれからでしょう。まだ“羽田鷹志”の本当の姿は見えてきていないに違いありません。


なんかもう、千歳も成田もお役ご免でどっかいっちゃった風ラストだったけど、だいじょうぶだよね。まだ、いるよね? ホントはいなくならなきゃいけない彼らだけど、でもいてほしいよね。


んー。では、また来週。

*1:想像上の友人

*2:人とは限りませんが

*3:明日香はそう思っているように見える