きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

神様のメモ帳 第02回『君と旅行鞄』


いつものようにベッドの上で優雅で怠惰な時間をむさぼるアリスの元に、メオと名乗るタイ人の少女が訪ねてきた。彼女は『金庫の中の鞄を持って逃げろ』との電話を最後に消息を絶ってしまった父を、なんとか探し出して欲しいという。



アリスの調査により、彼女の父はやくざの資金洗浄係だったことが即座に判明する。となれば、彼が残したかばんの中には……そう、当然のように札束が詰め込まれていた。その額なんと二億円。だが、彼が組から持って逃げた金額は三億円だという。差額の一億円はどこに?


ニート姫からニート野郎どもへと檄が飛び、この世でもっともリアルな探偵ごっこが始まる。



結局、他人を信じてない人間は、誰かを傷つけることを平然とやってのけるんですよね。
誰かの信じているものを踏みにじることに抵抗感がない。より正確に言えば、踏みにじっている自覚すらなく自分は“客観的に見て正しいことを言っている”と思い込んでいる。そこに存在するものはひたすら主観のみで、なんらの客観性も存在しないというのに。


自分と仲間をいささかも疑わずに常に全力をつくすアリスと、自称・友達なんかいらない表面的なつきあいだけでいいやのナルミとの差が浮き彫りになっていていいコントラストだったかも。



ま、そういうものなんですねぇ。
放送前には、もっと推理の見事さを楽しむような作品なんだろうと思ってたのに、ぜんぜんそうじゃないみたい。むしろそんなの刺身のつまで、恥ずかしい言い方をすれば社会のレールからハズレた若者たちの青春群像劇ってぇやつですか。


キライじゃないよわたしゃ。



なんでも根拠なしに盲信しろと言う気は毛頭無いけれど、それを信じていいかどうかを最終的に決めるのは『信じること』なんだと思います。まあ循環論法的だけどここが理屈じゃないよって話でありまして。
この忙しい世の中で1から10まで精査した上で理論的に決めるなんてムリ。せめて近くにいる誰かの言うことくらいは、信ずるに足る相手の言うことだから信じることくらいは、できるといいなと……理想ですけどねぇ。言うほど自分じゃできてないのかも。



理論が百年かかって橋頭堡を築いてようやくたどり着く地に、信仰の翼は一夜にして至る。


アリスが言っていたいい言葉です。


そんな感じで。
来週も見てみましょうかねぇ、と思わせる力はありますよお。



ほら、ちゃんとサービスシーンもあります。題して『天国から地獄』でどうでしょう。
これ、あとでひっぱたかれたって、おいしいシチュエーションですよね? 少年的に?


では、また。