八百万堂に見上げる小山のように大きい謎の壺が配達されてきた。差出人は不明。宛先は繭になっているものの、彼女にはとんと心当たりがない。しゃも曰く『これは大事なもの』とのことだったが、あまりの大きさにもてあました繭は、深夜に壺を担ぎ上げ不法投棄へと走る……。



春です。誰がなんといおうと春なんです
ええ、今日なんか37度超で外を歩くのもイヤな我々とは無関係に、作中ではうららかな春の一日なのです。




そして、春といえば桜。桜といえば花咲かじいさん。
件の壺の中身は、なんと桜を咲かせる灰がつまっていたそうな。
今年の桜神は未だ見習いの芳乃です。彼女にはまだ灰を作る力はありません。


つまり、壺がなければ今年は桜が咲くことはない。
しゃもの言うとおりとっても大事な壺だったわけですねえ。



仮に、これ来年の春に、日本中の桜が一本も咲かなかったらどうなるでしょうね。
例年ならまだしも、未曾有の大災害の傷が未だ癒えず政界も経済界も迷走中のこの日本で、いまそんなことがおきたとしたら……みんな、今度こそ心が折れちゃうかもしれない。そんなことを考えました。




日本人にとっての桜って、それくらい特別なものじゃないかなって、思うんですよね。
出会いと別れの象徴であり、今までの暮らしから新しい暮らしへの転換点の記号でもある、桜。
わたしは、大好きです。


あ、ちなみに、なぜこんなものが繭の元に送られてきたかと言えば、芳乃が桜漬と間違って送ったオチ。



紆余曲折ありましたが、結局、無事に壺は見つかり、町の桜は満開の花を咲かせてくれたのです、っと。



……この、おじさん、誰だっけ? 見覚えあるぞ。あれ?
あ、そうか、先週しゃもに潰されたスーパーマーケットの『いらげ〜や』の社長だ。
態度の悪かったレジ担当もマジメに仕事してるなぁ。やっぱねぇ、人間は額に汗して働かなきゃダメよ。ギャンブルであぶく銭稼いでるんじゃ堕落する一方なのよ。


そんなことを思いながら、来週の函館記念は獲るぞ! と誓うわたしなのでありました。


やー、なんでしょうねぇ。
今期でお気に入り上位なんですけれど、ホントに雰囲気の優しさ以外に語る部分がないんですよね。
お気に入りアニメだから無理矢理なんか言ってますけどね、けっこーきついと思ったりするわけです。


んなムリにやることでもないっしょー、と言われるかもしれないですね。
でも、好きな作品って、ムリしてもちょっと言ってみたいこともあるわけですよ。
今日はまだよゆーもありますしね。ほら、明日もお休みだから。


そんなわけで、また。
頭を使わずほんわか気分を味わえるいい作品です。みんなにおすすめしちゃいましょうね。