ゴン太の母親の鎮葉にさいころばくちで全財産+お気に入りのゲーム(セーブデータ込み)までを奪われた繭は、お金はあきらめてもせめてゲームだけは取り返せねば! と奪還計画を練り上げた。「それでは泥棒ではないか」と渋る柚子を口八丁でなんとか丸め込み、二人揃ってゴン太の神社に巫女バイトとして潜入することに成功する。なるほど柚子がいればゴン太の陥落は赤子の手をひねるより容易だ。
仕事とゴン太の相手は柚子に一任し繭はゲームを求めて家捜しを開始する。そんなとき、鎮葉がいかさまさいころでばくちをやっていたとの耳寄り情報が……。
だが、いかさまはその場で見破らなければ無効。現行犯以外は負け犬の遠吠えなのだ。勝敗を覆すことはできない。とぼける鎮葉と憤る繭の一触即発の状況を見て、たまたま居合わせた芳乃の祖父の勝堂が一度限りの再戦を提案する。
まああれです。まれに競馬を嗜むわたしが言うのもなんですけれど、ギャンブルなんてやんなくていいならやんない方がいいです。
特に胴元が勝敗を100%完全にコントロールできるばくちはもうばくちじゃないです。ぜったいに手を出すべきじゃない。そう強く思います。
そうね。どうせやるなら駆け引きのあるゲームがいいですよね。
ポーカーとか、ブラックジャックとか、はったりが有効なギャンブルはとってもおもしろそうです。
だけど、こういうのってお金持ちは絶対的に有利なんですよね。負けてもいいってノリではったりに対抗されると、貧乏人がツッパリ続けることは不可能ですから。そうなるとお金持ちでさえ痛い額までつり上げなければならないわけで、もし向こうの手がはったりじゃなかったらこっちは破滅、と。
なんてスリリング♪
ええ、わかってます。もちろんやってませんよ? 公営ギャンブル以外は違法ですものね。
さて、今回の目玉は……なんだろ。芳乃がめっさかわいかったかなぁ。
と首をかしげて手をひょこひょこさせながら言うのは実によかった。
あとは繭と柚子の巫女装束姿とか?
でもなぁ、不思議だなぁ。繭はともかく、柚子の方もなんにも感じるものがなかったよ。
まあ、わたしはもともと特に巫女さんになにか思い入れはないですからねぇ。
そういうもんなのかもしれませんね。
んで。
一か八かの勝負に勝った繭はねんがんのゲームをてにいれたぞ!
だけど、実は繭の持ち物じゃなくてゴン太のゲームを借りパクしてただけだったぜ!
ころしてでもうばいとるまでもなく、ゴン太が譲ってくれたぜ!
というオチ。
……そういやウチにも、高校の時に友達に借りたCDがあったっけ。
もうつきあいがなくなっちゃって、いまはどこで何をしているかも知らない子のだし、曲自体ももう若気の至りのアイドル曲で、今となっては聞こうとも思わないものだしで、いいかげんに処分したいと思うには思うんですけども。
なんか捨てるには抵抗があるんですよね。
ま、そんなところで。
借りたものは忘れないうちに返しましょう。ギャンブルはほどほどに。
健全に過ごそうではないですか。
では、また。