ある日、一見すると取り立てて特徴もなさそうで育ちのいい人畜無害なお坊ちゃん風の男子高校生・夜知春亮の元に、奇妙な荷物が宅配されてきた。それは、両手でようやく抱えられそうな大きさの立方体の箱。機械のような、細工物のような、不思議な意匠のその箱は、海外にいるはずの父から送られてきた物だった。
彼は思う。過去の経験からこのような品に関わるとろくなことが無い。このまま開封せずに地下の物置に押し込めてすべて無かったことにしてしまおう。




深夜。箱のことなどすっかり忘れて惰眠をむさぼっていた春亮は、不審な物音に目を覚ます。どうやら音源は台所のようだ。彼はそこで、せんべい泥棒を働いているフィアと名乗るすっぽんぽんの外国人の幼い美少女と出会った。


果たして、箱の中身は……いや、箱そのものが、生きた災厄だった。


はい、そういうわけで……今期のパンモロ枠はここでした。
つくづく不思議なんですけども、これすっぽんぽんになっても髪でぎりぎり隠すだけだし、パンツはそのまま堂々と見せてくるし、他のアニメでよくあるような妖しい光で不必要なまでの広範囲まで隠そうとする基準ってなんなんでしょうね。





もしかしたらテレビだからという自主規制じゃなくて、単に商業的な問題なのかな。
もっと見たけりゃディスクを買いな! という。




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『箱』というものは、たいがいが何かを仕舞っておくものです。この時期、秋冬物と夏物の服の入れ替えをし始める人が多いでしょう。そういうものがしまってある箱は、実は相当に幸せな箱なのかもしれません。だって、これはまた開くための箱だもの。入っているものにいささかの含みもないもの。


何かを仕舞っておくもの。
そこから転じて『箱』は何かを封じておくためのものと考えることもできます。


見たくないもの、見せたくないものを詰めておく箱。
有名なパンドラの箱もそうでしょう。
最近の都市伝説の『コトリバコ』や『RINFONE』における箱もそうでしょう。



そのような箱は、いつしか中身から独立して箱そのものに意味が与えられたものです。禍々しい忌むべき名前を受け入れたそれは、やがて何かを詰めるための箱ではなく、箱自身が何かを飲み込む存在にと変わっていくのです。人々の畏れは負の感情となって箱に飲み込まれ、暗く沈んだ意識をため込んだ箱は、呪われた自我を持つに至る……。


そしてうまれるツンデレロリロリ外人すっぽんぽん美少女!!


ま、これが日本文化というものですね!! ハレルヤ!!!



うむ。何を言っているのかわかんなくなってきたから終わり。
思ってたよりは投げっぱなしじゃない丁寧な作りに見えたし、まだ評価はくだせないけど来週も楽しみかもしれない。


そんなわけで、また。