御崎市に現れた強大な紅世の王の気配。それは、坂井悠二のものだった。
いままでの生活を懐かしむように、一つ一つの思い出を確認して歩くように、あてどもなく街中をさまよう悠二。そんな彼が最後に向かった場所。そこで待っていたのは、言うまでもない。シャナその人だった。
かつて誰よりもお互いを大切で愛しい相手だと思い、いつまでも並んで歩くことを望んでいた二人はいま、敵味方として相対している。


だから! 紅世の徒がそっちに向かってるんだって!


うっわぁ。



これはイタい。
周囲から見ればはっきりとヤバい人だ。
具体的にはオカリンくらい。


こういうの見るとなにやら落ち着かないですよね。
別に自分でやったことあるわけでも無いのに、とてつもなく恥ずかしくなってくると言うか。
なぜか不必要なまでに周囲から浮くことを恐れてしまう、とか、ねえ。




△▼△



さぁて、ようやく動き出してきた気がします。
未だに“悠二”がどういうつもりなのかがわからないし、シャナたちがどこまで知っているのかも不透明なままです。おそらく来週にも始まる二人の戦いの中で、これが少しずつ明らかになっていくんでしょう。



佐藤はアウトローに参加することを決意し、鈴木は一度は逃げ出したはずの戦場へと再び戻る決心をしました。吉田もこの一戦における部外者となることを恐れ、悠二との縁を自ら切ることを拒否して、戦いに身を投じる覚悟を決めるのです。


紅世の徒。フレイムヘイズ。人間。


何が起きるのか予想もつかない大きな戦いの火蓋がいま、切られようとしています。





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あとこれだけは言っておこう。
シャナちゃん、まるで『怪物王女』のリザのようなケモノの腕で戦ったするのはかっこわるいです!!
力に対して力っていうのもちょっとスマートさがなぁ、と思うわけですよ。
やはり彼女は刀を振るい岩をも切り裂く勢いで攻め込んでいくのが似合うと思うんだよね〜。



うん、力をつけるための修行はもちろんいいですけどね。


そんな感じ。
来週からの展開には大いに期待しておりますです。


では。