亮介の体を借りていた篤は、とうとう六花と一線を越えてしまった。
数年ぶりに抱く妻の体。だが、その妻は自分ではない男に抱かれている矛盾。いや、すでにこの世のものではない自分の存在そのものが矛盾か。


無防備に眠っている六花に書き置きを残し、篤は“自宅”へと戻ると、生前には自分の部屋だった一室に生身の体で足を踏み入れる。
そこは、いまもそのまま。使っていた家具も、好きだった本も、あのころとまったくかわらない。
一つ、また一つ、愛する妻の自分への思いを再確認するたびに、篤の胸の痛みは逆に増していくのだ。


自室の窓際にあった『夏雪草』の鉢を目にしたとたん、六花とフラワーアレンジメントについて飽きることなく語り合った思い出が、愛を深め合った記憶が、まるで昨日のことのように鮮明に篤の脳裏に浮かんでは消えていく。


自分が妻にできることはなんだろう。
まだできることはあるのだろうか。


きっと、ずっとそう考えていただろう彼は、店の花を使った渾身のフラワーアレンジメントを残して、夏雪草とともに六花に何も言わないまま姿を消した。



△▼△



これは、何が起きているの?
今まで一緒にいた男性は誰? わたしはいったい誰に抱かれたの?


一目でその花をアレンジしたのは誰なのかわかってしまった六花。
ありえないことなのに。だけど、花とともに残された筆跡だって、間違えるはずのないあの人のもの……。



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ちなみに、今週も亮介くんは絵本の世界で六花姫と遊んでいます。




さて、どうまとめるんですかね、これは。
やっちゃったし。
どうだろこれ。わたし的にはそうなったらもう、亮介くんとは一緒になれないなぁ。
少なくとも、いますぐには。


篤が亮介の体でなにをしようとしているのか……それで、気持ちの変化があるかなぁ。
なんやかや言っても、篤の存在を意識してしまったとしたら、ムリでしょ、他の男と寝るとか。
いや、その“他の男”も体は同じなんだけど、こういう場合そこじゃないでしょ。中身でしょ。どうにもならんでしょ。


うふうん。
マンガも買おうと思ってるんですけどね−。ココまできたら、アニメを見終わってからの方がいいかな。
アニメの方でのラストを見てから、たぶんもっと心情が詳しく描かれているだろう原作マンガを読む、この順番だな!


そんなわけで、ラストまでオチを知らないまま見続けていくことに決めました。


では、また。